東京大学キャンパスツアー

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インタビューに先立って、UT-Lifeスタッフが実際のキャンパスツアーに参加させていただきました。

今回のツアーには、小学生・中学生の親子連れなど、10人ほどが参加しました。参加者は東大のシンボルともいえる赤門に集まり、ツアーの開始を待ちます。

今日のガイドは、伊藤大修さん(農学部3年)と津田葉月さん(法学部3年)です。

今回のルートは以下の地図の通り。

ガイド2人の自己紹介のあと、ツアーが始まり、赤門から北へ向かいます。

コミュニケーションセンター前
歩きながら説明を聞く
(赤門付近)

最初に立ち寄ったのは総合図書館。総合図書館では、通常は学外の人は入ることのできない図書館の内部も見学しました。休日とはいえ学生の利用は多く、参加者は静かに書架や閲覧室の様子を見学していました。

次に、図書館前の噴水の脇を通り、銀杏並木へと入ります。このツアーは5月中旬に行われましたが、この日は初夏の陽気で、銀杏の木は青々と茂っていました。銀杏並木を抜けると、東京大学を象徴する建物といえる安田講堂が現れます。1925年につくられ、東大の歴史を、大学の中心から見続けていた安田講堂に思いをはせます。東大紛争のときにテレビでも放送された、安田講堂への放水シーンを覚えている方もおられるかと思います。

古い建物の上に新しく増築し、変わった構造となっている工学部2号館や、色つきのレンガ風タイルをまばらに配置している理学部1号館など、少し変わった講義棟を外から見た後、本郷キャンパスのほぼ中央にある三四郎池に立ちよりました。何かと建物が中心となる大学のキャンパスの中で、緑豊かでくつろげる場所となっています。移動する間には、ガイドの二人から、建物に関連する学生生活の話や、キャンパスに植えてある木の話がありました。1905年頃に、当時の浜尾総長が、正門を入ったら自ら襟を正すような雰囲気をかもし出したいという意向で植えられた銀杏並木のエピソードなど、多くの学生は知らずに大学生活を終えてしまうような話を知ることができました。

安田講堂前広場広場にて
安田講堂前広場にて

広い本郷キャンパスですが、ガイドの説明に耳をかたむけながら歩いていると、あっという間に1時間半が過ぎてしまいました。

最後は広報センターで、学生生活実態調査をもとに、東京大学の学生はどんな人たちなのか、どんな学生生活を送っているか、どんなことを考えているかを知りました。


続いて、今回のガイドのお二人にお話を伺いました。

―東京大学キャンパスツアーは、どんな団体ですか。

七徳堂にて
七徳堂にて

「東京大学キャンパスツアー」(以下:「キャンパスツアー」)は、学外の一般の方を対象にした本郷キャンパスのツアーを行っている学生団体です。キャンパスツアーは大学の広報課に所属している団体ですが、キャンパスツアーの事務局も学生4名で運営しているなど、学生が主体となって活動し、学生の自由度の高い団体です。ガイドツアーの内容も学生で企画・決定しています。2004年7月に、大学の広報課が、学生から公募したガイドで本郷キャンパスのガイドツアーを企画したことがキャンパスツアーのはじまりです。

キャンパスツアーでは、1年を通して、土曜日・日曜日の午前・午後の2回、1回2時間のツアーを本郷キャンパスで行っています。

大きなイベントは夏のオープンキャンパスです。オープンキャンパスのときにも本郷キャンパスのガイドを行なっています。オープンキャンパス時のガイドは 1時間の短縮版ですが、昨年のオープンキャンパスではのべ50回のツアーを行いました。このときはガイドの休憩はほとんどなしで、朝から夕方までガイドの仕事をやり続けました。

これ以外では、東京大学の卒業生が大学を訪れるホームカミングデイ(註:OB・OGが大学を訪問する日)でのガイドも年中行事の1つです。

また月1回ガイドでミーティングを行なって、よりよいツアーができるよう話し合いを重ねています。また、問題があった時に話し合いをすることがあります。ガイドツアーが行われる日は1日に4人のガイドとしか顔を合わせないので、多くの人で顔を合わせる機会を設けるためにも月1回ミーティングを行なっています。

―ツアーのコースはどうやって決めているのですか。

まず、赤門・安田講堂・三四郎池といった有名どころを入れています。またキャンパス内だけではなくて、東京大学についても知ってもらうために、広報センターに立ち寄ります。ここでは『大学案内』などを配布しています。そのほかは、話ができそうな建物や、休憩する場所を考えたりして決めています。

今回のガイドツアーは赤門-総合図書館-安田講堂-三四郎池-東大病院-広報センターのルートでしたが、このルートは2008年くらいから定着しているようです。


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掲載日:11-02-10
担当:小長谷貴志
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