茶道裏千家同好会
柏蔭舎にてお茶体験
正面に見えるのは、秋の訪れを感じさせる木々が立ち並ぶ庭。私が正座している位置のちょうど斜め右前には釜があり、蓋は閉まったままだ。隣の部屋からおしゃべりが聞こえてきてはいるが、ここには「静寂」という時間が確かに感じられる。
今日はインタビューにこの東大茶道裏千家同好会にお邪魔したにもかかわらず、現部長の坂本さんからうれしい一言が。
「どうぞお茶召し上がっていってください。」
ありがたい。そんな好機に恵まれ、今ここに慣れない正座をしている。
今回のお茶菓子は、なんとも美味しそうなようかんでした。今目の前にある。早く食べたいという気持ちを抑えながら待っていると・・・
今回お茶をたててくださる方が入ってきた。手にはお茶をたてるときに使うと思われる道具を持っている。お茶には必要な道具が結構多いので、彼女は茶室を何回か入ったり出たりした。ここで一度には持ってこないで両手で見苦しくなく持てる分だけ持ってくるところに、茶道の「文化」が感じられた。
私の前でお茶の作法が始まった。まずはお湯をお茶碗に注いで茶筅(ちゃせん)を動かし、清める。他には棗(なつめ)や茶杓(ちゃしゃく)を袱紗という布でぬぐってきれいにする所作もある。うーん、お客の見ている目の前で一連の所作が行われ、しかもその所作ひとつひとつが美しいのがいいですね。
そうしていよいよお茶をたてます。棗(なつめ)から抹茶を茶杓(ちゃしゃく)ですくって茶碗に入れる。それでお湯を釜から注いだら茶筅(ちゃせん)で泡立てる。普段茶道と言われて思い浮かべるあの所作である。しゃかしゃかしゃか・・・という軽快で優雅な音が茶室いっぱいに鳴り響く。
お茶が出来上がりました!運ばれてきた茶碗は3度回されてちゃんと正面がお客に向くように差し出された。 さてさて、ようかんで甘くなった口にお抹茶は合うかしら・・・
うん、お湯の温度といいお茶の濃さといいちょうどいい感じ。美味しい!
「結構なお手前で」と言いたい所だけれど、初心者たるものぐっと我慢。
下げられた茶碗はお客の見える位置に置かれてつくった陶芸家の名前が紹介されて、茶碗の絵柄を楽しめるようにとの配慮もあった。
うーん、茶道ってやっぱりすばらしい。 実は高校のときに茶道部に入っていた。それ以来お茶をたてていないけれども、久しぶりにまた自分でもたててみたくなった。
ゆとり空間。今回は貴重な体験をさせていただいた。
どうもありがとうございました。
(「茶道道具」の説明)
左から茶碗二つ、茶杓(ちゃしゃく)、棗(なつめ)
