運動会ゴルフ部

東京大学の運動会には様々な部活がありますが、ゴルフ部もあります。東京大学にはゴルフ場がないというのに、一体練習はいつどこで行っているのでしょうか? 素朴な疑問を胸に、今回はゴルフ部に焦点を当てて取材をしてきました。お話を伺ったのは、主将の河田昂大さんです。


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河田昂大さん
河田昂大さん

―はじめに、運動会ゴルフ部について簡単な紹介をお願いします。

部員は27名いて、初心者がほとんどを占めています。中には中学校、高校、あるいはもっと小さい頃からゴルフをやっていた人もいます。

部活としては、春と秋にリーグ戦という一番大きな団体戦に出場しています。リーグ戦は関東学生ゴルフ連盟という連盟の中でやっていて、現在はAからFブロックまである中のCブロックで戦っています。ブロックはAから順にレベルが高く、1ブロック8校中上位2校が昇格し、下位2校が降格するという仕組みで入れ替えがなされています。

―普段はどこでどのような練習をしていますか?

全体練習は毎週1回朝に駒場でやっています。外を走ったり筋トレしたりと、基礎トレーニングをします。あとはショット練と言って、ボールを打つ練習をします。毎週4回ある中で個人の都合に合わせてだいたい2回くらい、時間は朝か夕方です。

―ゴルフ場を借りての練習はありますか?

僕らは普段土日にキャディのバイトをしています。キャディというのはゴルフのプレーヤーの道具を運んだりする人のことです。運動会ゴルフ部はこのバイトのおかげでゴルフ場といい関係が築けています。たとえば、ラウンドしたい時にタダで回らせてくれたり、バイトのある日も仕事が終わった後に自由にゴルフ場を使えたりするんです。

運動会ゴルフ部
練習風景

―初心者の指導はどのようにしているのですか?

今僕らは女性のプロゴルファーにレッスンを受けています。2週間に1回くらいあるレッスンにできるだけ参加して教えてもらうのがひとつあります。練習時に先輩から教えてもらうという形になります。

―全くの初心者がそこそこの腕前になるにはだいたいどれくらいの期間がかかりますか?

おじさんゴルファーなどの一般的なゴルファーは「(スコアが)100を切ればいいね」みたいな会話をしていたりするんですね。だいたいその100を切る人が1年生の終わりごろからちらほら出てきます。遅い人はもう少しかかりますが、それでも1年半あればそれくらいの腕になれます。

―河田さんは大学からゴルフを始めたのですか? ゴルフを始めたきっかけも教えてください。

僕は中学生の時からゴルフをやっています。僕の通っていた中学校にはゴルフ部がありました。小学校まで野球をやっていて球を打つのが得意だったので、中学校ではそれを活かした球技を新しく始めてみたいなと思ってゴルフ部に入りました。その中でゴルフという競技の楽しさに気づいたのがきっかけとなり大学でもゴルフを続けています。

―ゴルフをやっていて大変なことはありますか?

ゴルフという競技には戦略性があります。複数の攻め方が頭の中に思い浮かんだ時に、どういう攻め方をすればいいのかとか、どういったリスクがあるのかといったことを見極めるのが結構大変ですね。

たとえば、グリーンにボールを乗せたいけれども、そのすぐ手前にバンカーがあるとします。グリーンというのは、ホールの周辺部分のことで、バンカーは砂地です。バンカーにボールが入ると、その後のアプローチなりパットなりが難しくなります。だからこういう場合の攻め方としては、バンカーを避けて一打プラスしても手前から攻めるか、あるいはリスクを顧みず直接攻めてスコアを稼いでいくか、まあ他にもいろいろあります。

―どんな時にゴルフをやっていてよかったと感じますか?

いいショットが打てた時は面白いです。自分の直したい悪い癖があると、練習をすることでそれがきっちり直せていいショットに繋がったりします。そういうプロセスが楽しいですね。

ゴルフとは直接は関係しませんが、ゴルフをやっていると様々な年代の人と接する機会があります。そういった時に臆せずやっていけるようになったというのも大きな喜びのひとつです。その他には、時間のやりくりが上手になったことがあります。時間を細分してバランス良く勉強や他のいろいろなことにあてるのには、先ほどの戦略の見極めと似た頭の使い方をします。そうした時に役に立ったと思いますね。

―ゴルフ部の代表として今後の抱負をお聞かせください。

今後の春・秋のリーグ戦でBブロックに入るというのが当面の運動会ゴルフ部の目標となっていますから、Cブロックで優勝してBブロックに進んでいきたいと思っています。

運動会ゴルフ部

―新入生に向けてメッセージをお願いします。

ゴルフは大学から始める人も多くいて、競技性がありつつも他のスポーツと違って経験者に追いつくのが容易です。また、頭を使うスポーツなので、東大生というのは時には優位に立てる可能性も秘めているんですね。新歓とかに参加して、ゴルフの魅力を少しでも知ってもらえるたらうれしいです。


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掲載日:10-04-04
担当:富川恵美
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