東大準硬式野球部

1.東大準硬式野球部について | 2.主将・マネージャーインタビュー


硬式野球でも軟式野球でもない、準硬式野球をご存知でしょうか。硬式や軟式と比べて聞き慣れないという人が多いと思いますが、東大にも準硬式野球部があり、硬式と同じように六大学リーグも存在します。リーグ戦での勝ち点獲得、そして優勝を目指してチームを引っ張る東大準硬式野球部主将の高本さんと、幅広いサポートで選手を助けるマネージャーの小林さんにお話を伺いました。

東大準硬式野球部について

準硬式野球部

―準硬式野球部の紹介をお願いします。

主将 高本さん(以下高本)

東大準硬式野球部は、第一高校時代の野球部が前身で、戦前からある伝統のある部活です。 現在はプレイヤーが23人とマネージャーが4人います。 数年前はもっと人数が少なかったので、今はこれでも増えた方なのですが、野球部にしてはあまり多くなくてまだまだ人数不足に悩んでいるところです。 監督やコーチは準硬式野球部のOBの方にお願しています。 OB会もしっかりしていて、OBさんの支援に助けられて存続しています。

―準硬式野球って何ですか?

高本

硬式野球で使われている硬球の中身のコルクに、軟式野球で使われている軟球のゴムを巻きつけた「準硬球」というボールを使って行う野球です。 バットも、硬式野球では木製バットを使いますが準硬式野球では高校野球と同じ金属バットを使います。 木のバットは芯に当てないとよく飛ばないのですが、金属バットは芯を外しても無理やり遠くに持っていけます。 そのため打球も速くなるのでヒットも出やすく、打の割合が大きいですね。

―練習について教えてください。

高本

練習は1週間のうち、平日に3日と土日の計5日です。 平日は駒場の4限終了後16:40頃から始めて、19時から20時頃までやっています。 もちろん5限に授業があったらそっちを優先します。 駒場の野球場はソフトボール部や軟式野球部と共用なのですが、休日の午後は準硬式野球部が使わせてもらって練習しています。 監督は普段の練習には来られないので、うちの部は学生主導で練習しています。 練習メニューを決めるのはキャプテンですね。 学生主体でやりがいのある部活だと思っています。

普段の練習以外だと、合宿が春と夏の年に2回あります。 例年夏は山中湖の山中寮をお借りして、1週間程度練習しています。 春合宿は検見川運動場で1週間程度やるのが例年の流れですね。 朝練習して昼食をとってまた練習をして夜はゆっくり休んで、という感じです。

―野球以外での活動や部員の交流は何かありますか?

高本

うーん、そういえばなにもやってないですね(笑) 五月祭も試合が重なっていますし……

マネージャー 小林さん(以下小林)

でも七帝戦とか京大戦とかでけっこう……

高本

あそうですね、大会でどこかを訪れる時は空いた日に観光することはあります。 京大戦では隔年で京都に行くんですが、その時も観光しますね。

―大会はどのようなものがあるのですか?

高本

硬式と同じで、メインは春と秋の東京六大学のリーグ戦です。 それに加えて京大戦、七帝戦、東京都内の国公立大学でトーナメントをやる国公立戦などがあります。

小林

関東選手権とか?

高本

ああそうだ、関東選手権という、3月頃に関東圏内の100近い大学でトーナメントを組んで試合をするというのもあります。

六大学リーグ戦は硬式野球と時期がかぶってしまうので、応援部もなかなか来られないんですよね。 そもそも、準硬式野球の応援が盛んな大学は東大含めてあまり無いですね。 準硬式野球の選手の中には甲子園経験者もいますし、野球をやっている人から見るとメジャーではあるんですが。 注目されないのは寂しいですね。

―東大準硬式野球部の大会の結果はどうですか?

高本

東京六大学はずーっと6位なんですよ。

小林

でも内容は少しずつ……

高本

勝たなきゃ意味無いんです。 同じ対戦の組で先に2勝したほうが勝ち点がついて、その勝ち点の合計で競うのですが、もう15年くらいは勝ち点が無くて。 この春のリーグで2勝10敗だったのですが、2勝したのも15年ぶりなんです。

試合の様子

―今は上り調子ってことですよね?

高本

そうなのかな……?

小林

そうです! そうです!

高本

だそうです(笑)

―秋の目標は何ですか?

高本

まずは勝ち点1を取りたいですね。 上位にドンドン食い込んでいけるようなチーム作りをしたいと思っています。

―今のチームの特徴は何だと思われますか?

高本

うーん、この春から精神的な面で負けないことは意識していますね。 先制されたとしても逆転してやるっていう気概や、最後までへこたれずに戦い続ける気持ちの強さはつかみ始めていると思います。 試合に出ている9人だけじゃなくて、ベンチの人も声を出すなどして試合を作っていこうと心がけています。

小林

個人的にはみんなすごく楽しそうにやってるように思います。絶対大変だと思うんですけれど、それでも楽しそうにやっていて、見てても楽しいし、元気をもらっていますね。大好きです。

準硬式野球部

―大学と高校の野球の違いはありますか?

高本

高校野球は監督主導で、監督がチームをまとめることが多いんですが、大学ではチームの方向を決めるのが学生中心になるので、自分たちの考えとか力が結果にそのまま反映されます。 とてもやりがいを感じるところですね。

―他の大学に比べて東大準硬式野球部のいいところは何だと思われますか?

高本

設備面では他の大学には勝てませんね…‥ グラウンドは草もボーボーで、フェンスも無いですし。 グラウンド脇の並木道に桜が咲くのはご存知ですか? フェンスが無いので花見客がグラウンドに入って来てしまって、いちいち追い出さないといけないんですよね。 戦前はじゃがいも畑だったらしいんですが、それを埋めて今の形にして以降何も変わっていないそうです。

設備は勝てないですし人数も少ないですが、チームのまとまりだけはどこにも負けていないと思います。


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掲載日:13-09-22
担当:外山翔平
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