KING2007実行委員会

 いよいよ夏の暑さが本格的になってきました。学生団体の動きが活発になるのも夏でしょうか。今日は、経済学部の3年生であり、「学生のためのビジネスコンテストKING2007」実行委員会の広報担当を務めている寺田さんにお話を伺いました。


次のページへ >


―KINGとはどのような企画ですか。

KING2007

 KINGというのは、今年で12回目を迎える学生のための日本最大級のビジネスコンテストで、参加資格は、大学・大学院・専門学校・高等専門学校・短期大学に所属する全ての学生です。KINGの運営は学生のみで行っています。毎年夏休みに行われていて、今年の日程は9月10日〜9月17日の7泊8日、場所は代々木にあるオリンピック記念青少年総合センターです。定員は120名で、この中に入るには選考課題をクリアしなければなりません。

―KINGの特徴はどのようなものでしょうか。

 KINGは、大きく分けて4つの特徴を持ったビジネスコンテストです。1つ目は合宿形式であることで、7泊8日のやや長期の泊り込みの中で非日常的な空間を感じてもらって、ビジネスプランの作成に没頭してもらいます。

 2つ目はケースメソッドで、普通のビジネスコンテストは、参加者があらかじめチームを組んだりビジネスプランを練っていたりして、最終的にビジネスコンテストで優勝したチームが主催者側から助成金をもらって事業化する、ということを目的にしていると思いますが、KINGはそれとは全く違います。KINGでは7泊8日の最初の日に、ケーステーマというお題が与えられます。合宿中にそれに沿ったビジネスプランを考えていただくので、あらかじめビジネスプランを練る必要はありません。ケーステーマは毎年変わりますが、具体的な例を挙げると、去年は「秋葉原駅に新規エキナカ施設を立ち上げる」というものでした。

 3つ目の特徴はセミナー・コンサルティングで、KINGでは事前に参加者にビジネススキルやビジネスプランを要求していないので、7泊8日の中でスキルや手法をインプットしてもらい、ビジネスプランというアウトプットを出してもらいます。そのため合宿の中で何度か、ビジネスプラン作成の方法やチームビルディングの方法についてのセミナーやコンサルティングが行われます。セミナーやコンサルティングは、現役社会人のコンサルタントの方にやっていただきます。KINGは700万円くらいの予算で運営されている非常に大規模なビジネスコンテストで、そのお金は協賛企業から協賛金という形でいただいています。そしてコンサルタントも、この協賛企業の方にお越しいただいています。協賛企業は、いわゆる大企業からベンチャー企業まで幅広く、コンサルタントとして招く方も、若手からベテランまで様々です。

KING2007

 私は、4つ目の特徴が1番大きな特徴であり魅力であると思っているのですが、KINGでは初対面チーム制を採用しています。参加者は120名ですが、120名が120通りのビジネスプランを考えるのではなく、6人1チームとなり、合計20チームでプランを競い合ってもらいます。応募は個人単位ですが、男女比、学年、学部、出身などのバランスを考慮したうえで実行委員がチームを組みます。そのためチームの6人は全員が初対面です。このように、出身や価値観の異なる6人が、7泊8日の中でその違いをどのように乗り越えていくのかというのがKINGの1つの醍醐味だと思っています。

 コンテストの優勝を決める審査員はいわゆるベンチャー企業の社長の方から大企業の幹部クラスの方までいて、合計で12名です。一方、応募者の中から120名の参加者を決めるのは実行委員会が行っています。

―どのような学生がKINGに参加しますか。

 ビジネスコンテストというと、参加者は経済系や経営系の学生がほとんどのように思われるかもしれませんが、半分以上はそれ以外の、法律系や理系の学生等です。地域も、去年の応募者数が多かった大学を上から8つ挙げると、慶応義塾大学、早稲田大学、立命館大学、中央大学、東京大学、一橋大学、同志社大学、京都大学となっていて、関東の大学からだけでなく関西の大学からも多くの学生が参加しています。また、九州大学や北海道大学からの参加もあり、全国のあらゆる地域から参加があります。

―では、どのような学生にKINGに参加してほしいですか。

KING2007

 ビジネスコンテストというと、経済系や経営系の学生が主なターゲットだと思われると思います。実際今までのKINGでは、すでにビジネスに興味がある学生が多かったのですが、今年はかなり方向転換をしていて、教師、弁護士、あるいは研究者のような、いわゆるビジネスマンではない職業に就きたいと思っている学生にもぜひ参加していただきたいと思います。その理由として、今までビジネスとはあまり関わりを持たなかった業界も、どんどんビジネスと関わることになっているという日本経済の現状があります。研究者の例で言うと、大学発ベンチャーを国が積極的に推進していて、実際に東京大学でも多くの大学発ベンチャーが生まれています。教育の現場でもビジネスとの関わり合いが大きくなっていて、極端な例では学校の株式会社化という話もあります。弁護士になりたいという人の間でも、企業同士の紛争を解決する手助けをする渉外弁護士に人気が集まっています。

―KINGに参加するメリットはどんなことだと思いますか。

 最近では、教師や研究者のように、今までビジネスとは縁が無かった職種の人も、ビジネスマンと一緒に仕事をしなくてはならない状況が生まれています。そのような中で、学生のうちに多様な価値観を持つ人達と8日という長い間ビジネスプランを練るというのはどのような学生にとっても非常に価値のある経験になると思います。


次のページへ >

このページにコメントを送る
このページへの評価:
いい!よくない!
掲載日:07-06-27
担当:栗田萌
*