東京大学フォーミュラファクトリー

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皆さんに伺います

― UTFFに興味を持ったきっかけは何ですか?

UTFF

秋元健太郎さん 最初は車に興味はなかったし、僕が入ったときはサークルが出来てまだ2年目だったので当然UTFFは知らなかったけど、ものづくりには興味があってサークルオリでものづくり系サークルの集まっている部屋に行きました。僕は電子制御などに興味があったんですが、車でもそういったことをやっているという話を聞き、プロジェクトや作る物のスケールの大きさにも惹かれてここに入りました。

川合潤さん 僕は文系で、ものづくりに興味があったわけではないのですが、新歓の時に先生が「ものづくりは理系と文系とのコラボレーションである」とおっしゃっていたのが印象に残りました。確かに、ものづくりのメインの所は理系なのですが、渉外だとか広報だとか、意外と文系が活躍する場所があるんです。机の上で勉強しているだけでは味わえないような経験が結構できるし、理系の人と一緒に仕事をしていくという体験が社会に出る前にできるし、貴重な体験ができるなと思って入り、楽しかったので続けています。

恩田祐輔さん UTFFが第1回大会で3位入賞した時に、特典としてモーターショーに出展というのがあったんですね。たまたまそれを見ていたのですが、そのあとに完璧に忘れて大学に入って新歓でうろついていると車があり、そう言えばあったなと思い出し、ものづくりにはもともと興味があったので、やってみようと思いました。

岡田あゆみさん 高校時代に、大学の研究室派遣という企画があって、高2の時にちょうど草加教授の所に来て、その時にこのチームの活動を知りました。

松村英治さん 僕も同じ高校で、僕は高3の時に草加教授の研究室に来て、その時に知ったのがきっかけです。

白井琢磨さん 高校の時からF1に興味を持っていて、たまたま友達から学生フォーミュラの大会があることを聞き、調べてみると東京大学にも参加しているサークルがあるということで、新歓の時にはこのサークルに入ろうと決めていました。

橋本竜太さん 秋元さんには中高時代に部活の先輩としてお世話になっていたのですが、秋元さんが大学で車を作るサークルで頑張っているという話は聞いていました。東京大学に入り、工学系のサークルに入ろうと思っていたのですが、規模の大きいこのサークルなら組織としても良い学習が出来るかなと思って入りました。活力に満ちていて雰囲気が良いところにも惹かれました。

― UTFFをやっていて良かったと思うことは?

秋元 ものづくりに触れて将来に向けて良い経験が出来たというのは、ものづくりサークルなのである意味当たり前なのですが、このサークルならではの事といえば、企業の人とお付き合いできる機会が多い事です。車という題材に対して、ただここにいて設計をして作るだけではなくて、その車を作るにあたって色々な企業とお話をしないといけないのです。企業の人ともそうだし、チームメンバーでもコミュニケーションをとりながら、いかに皆でやっていくかという事がすごく重要です。これだけ人数が居ても製作するのに4ヶ月もかかかるくらいで、はっきり言って自分一人の力だけではあの車はどうにも出来なくて、色々な人とコミュニケーションをとってプロジェクト全体としてまとめ上げていかないと絶対にうまくいかないのです。僕はチームリーダーという立場から色々とやっているけど、プロジェクトとしてどうやってチーム全体を高いところに持っていくかということで、学生の出来るプロジェクトの中ではかなり大きい方であるこの活動に長い間関われたことはすごく自分にとってプラスになっているなと思います。

UTFF

川合 ビジネスパートという特殊な立場から言わせてもらうと、一番面白かったなと思うのは、すごくでかい物を作っているということで、スポンサーがたくさん居て、大学の中だけではどうしようもないということです。色々なスポンサーの人達に交渉とかをして、物品をスポンサードしていただいたりするようお願いする、渉外というプロセスがあるんですけど、そういう事を通じて色々な企業の人達と関わることが出来て、結構良い社会経験になったと思います。もっと広い意味では、理系がほとんどであるチームの中で自分は文系で、どんな仕事が出来るのかよく分からなかったんですが、渉外や広報をやって、ものづくりは理系と文系とが一緒にあわさってやるもんなんだなと実感できたのが面白かったなと思います。このサークルの一番の面白みは、机の上で勉強しても得られないような経験がたくさん出来て、それが今後も生かせる経験になっていくことです。

恩田 前回の大会でプレゼンの担当をすることになって、僕にとって企業の人達にアピールするようなプレゼンテーションは初めてだったのですが、このサークルには修士課程・博士課程の人まで居て、そういう先輩に色々と相談することが出来て、縦の交流があるのはすごく良いことだなと思いました。また同時に、自分一人じゃどうしようもない事を色んな人と協力しながらやっていくことは、なかなか難しいけど面白いなと思いました。もともと僕はオーケストラもやっていたんですが、オーケストラは指揮者一人が強いんですね、楽なんですけど。でも、ここではそんなことは言ってられず、また新たに分かったこともありました。大変だけど面白いです。

UTFF

岡田 私は、ものづくりのイメージが何となく分かってきたのが一つの成果です。はじめは、ものづくりはただ機械工作だけしていれば良いものだと思っていたんですが、実際には、まずはこういう物を作りたいと決めてから、設計をして、製作をして、それを走らせるだけじゃなくて、どのように売り込むかも考えるという過程を経て作られているんだということが一番印象的でした。私は、前回の大会の活動ではものづくりはあまりやっていなくて、静的審査の方ばかりやっていて、最初は少し意外な感じもしたんですけど、そういうように色々なことをやることでものづくりが成り立っているんだなということがすごく分かりました。

松村 モチベーションの高い人達に囲まれているというのが良かったです。すごい人達に囲まれて刺激を受けているというのが良いと思います。

白井 このサークルをやっていて、授業だけでは分からないような、実践的な物の知識を身につけることが出来て良かったです。また、このサークルをやっていると、国内外の色々な場所に遊びに行くことが出来て、それも良いです。

橋本 電装制御班に入って、技術的には得るものが結構あったのですが、将来やりたいことは機械とは関係が無くて、ここで技術的に得られるものは大きいけれど、それを将来生かせることはあまりないでしょう。でも僕はこのサークルでは技術的なスキルが得られる事よりも組織の体系が学べることが大きいと思っています。社会に出てからも様々な組織に属していくわけですが、組織の中で人材とは何かというものがだんだんと見えてきたような気がするし、将来活きていくような良い社会経験になっていると思います。

最後に

― 次回の大会へ向けた意気込みを、一言よろしくお願いします。

秋元 1回成績が落ちてから年々順位を上げてきていて、この良い流れを今後も続け、そろそろ勝ちたいですね。レースをやっているのだから勝ちたいのは当たり前ですが、そうは言っても現実的に出来ることと出来ないこととがあります。でも、ようやくそれが現実的な目標になるところまでチームを何とか持って来れたのかなと思っています。なので、今がなかなか面白い時です。今年の9月の大会へ向けて全力で頑張っていきたいと思います。

UTFF

編集後記

 メンバーが温かく迎えてくださり、雰囲気の良いサークルでした。また、取材をしていく中で、メンバー皆が「組織」という事を意識して活動しているということがよく分かり、企業のようなしっかりとした組織体制のあることにも感心しました。9月の大会がどうなるか、楽しみです。

リンク

東京大学フォーミュラファクトリー ホームページ:http://utff.com/


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記事掲載日:2008-03-08
担当:麻生尚文
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