東京大学新聞社編集長

朝田さんインタビュー

 ご存知のとおり、現役東大生が作っている東大新聞。したがって、編集長も当然学生がやっているわけです。東大随一の巨大メディア、東大新聞を束ねる学生とはいったいどんな人なのか? 現・東大新聞編集長の朝田賢治(文科3類2年)さんにお話を伺った。


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─まず、東大新聞の基本的なことについて教えてください。

 東京大学新聞は週刊で、基本的には週一回発行しています。普段は4ページで、ニュース・情報・企画・インタビューなどが載っています。それから、毎年2冊の本もそれぞれ発行していて、そちらの方は別に編集長がいます。東大について詳しい情報の載っている本はほとんどないので、当社から出してる本は貴重なんじゃないでしょうか。

東大新聞編集長の朝田賢治さん

─いつごろからあるんですか?

 1920年からですね。

─読者数はどのくらいいますか?

 だいたい3万5千人です。東大生以外の読者の方も結構いらっしゃいますね。OBや受験生の方などです。

─新聞ができるまでにどれくらいかかるんですか?

 実際に取材に行ってからみなさんのお手元に届くまでに、だいたい2〜3週間ですね。企画では各自の案を2〜3ヶ月前に編集会議で話し合って細かく決め、それからアポを取ったりしています。

─次に、東京大学新聞社について。だいたい何人くらいで作っているんですか?

 新聞を作っている学生を「編集部員」というのですが、今は1〜4年生+院生で30人程度います。1〜3年生がほとんどですが、その中でも特に、2年生が一番中心になって活動していて、編集長も2年生がやっています。

─東大新聞の魅力ってなんでしょう?

 東大新聞は、いろいろな大学で発行されている大学新聞の中でもかなり本格的です。レイアウトから違うんですよね。「本物」の新聞製作が味わえるわけです。

─なるほど。新聞を作っていて、大変なこととかつらいことってありますか? それから、逆に楽しいことやうれしいことも教えてください。

 う〜ん、全部大変ですね(笑)。東京大学新聞社は「財団法人」なので公共の福祉を優先しないといけない、ということもありますし。大変さの合間に、副産物的に喜びを見出していく、といった感じです。ただ、最終的には自分の書いた記事が3万5千人の目に届くんだと思うと、とても達成感はあります。それから、取材に行くと、学生じゃなくて一人の社会人として扱ってくれるということもあります。そういう点で、取材に行くのはけっこう好きです。

─朝田さんが東京大学新聞社に入ったきっかけってなんだったんですか?

 べつに、「大学に入ったら新聞を作りたい!」と思っていたわけじゃないんですよ。ただ、大学でしかできないことをやりたかったので。ちょうど上クラに東大新聞を作っている人がいて、その人に誘われて……、という感じですね。

─そんな朝田さんが編集長にまでなってしまったのはどうしてなんでしょう?

 最初のうちはなかなか大変で、つらいことも多いんですけど、やっているうちに楽しくなってくるわけで。今では勉強よりも……、ってなっています(笑)。編集長になったからには「いい新聞を作ってやるんだ」と思っています。


日夜いろんな人たちに取材をしている彼らですが、取材をされたことはほとんどないようで、ちょっぴり恥ずかしそうだったのが印象的でした。これからもいうなればUT-Lifeにとっての大先輩にあたる東大新聞。その取材を通して学んだことは少なくありませんでした。いつかは東大新聞と並び称されるようなメディアを目指して、UT-Lifeもがんばっていかなきゃ、と思いを新たにしました。


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掲載日:05-01-15
担当:八木宏晃
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