ヨット部

高橋さんインタビュー

副将の高橋さん(中央)

 ヨット部は、J/24世界選手権への出場や七帝戦470級優勝、岡山国体470級6位などめざましい戦績を上げている。また、平成17年度第1回の東京大学総長賞を受賞するなど、その活動が高く評価されている。今回は、ヨット部ディンギー班の副将、文学部3年高橋亮太さんに話を伺った。


次のページへ >


─ヨットとはどんなスポーツですか。

 ヨットとは、帆で風の力をうまく推進力に変えて走るものです。レース海面の中に吹いてくる風を、自分の中で分析して、同じ風をいかに効率よく使って、相手より早くゴールできるかを競います。体力はもちろんですが、バランス感覚、状況を考える力とこれからどうするかという予測力など、体と頭の両方を使うことが求められます。

─大学でヨットを始めた初心者は、どれくらいいますか。

 部員13人中10人が大学からヨットを始めた人たちです。ヨットの場合、他のスポーツにくらべて、初心者でもそれなりに経験者と戦っていけます。(インタビューを受けてくださった副将も大学からヨットを始めたとのことでした。)

出艇の準備をする部員

─泳げなくても大丈夫ですか。

 主将も泳げません。ライフジャケットをつけていて、レスキュー艇もちゃんとついているので、犬かきができれば大丈夫です。

─ヨットというスポーツの魅力を教えてください。

 やっぱり、スピード感ですかね。あと、学生の中で争えるのも魅力ですね。スケールが大きいので、自分も大きくなれそうで…。

─ヨット部にはディンギー班とクルーザー班がありますが、どのような違いがあるのですか。

 船の大きさが違います。クルーザーは5、6人で乗るのに対して、ディンギーは1、2人で乗ります。ただ、セール(帆)と風とバランスを変えて進むことについては同じですね。クルーザーは船が大きい分、細かく役割分担が決まっているのに対して、ディンギーでは2人で全部やらなければいけないので、やることが多くなります。

出艇するヨット

─副将がヨット部に入部したきっかけを教えてください。

 バスケットをずっとやっていて、体育館が狭く感じられるんですね。あと、バドミントン部と一緒に練習していると、風が吹いてくると飛ぶと言って窓を閉めだすわけですよ。ところが、海ってとこは涼しげだし、スケールが大きいし、きれいな感じがしたので、大学生のうちにスケールの大きいことをやりたいなって思って…。スピンがかっこ良かったのにも惹かれましたね。あと、ヨットってエコロジーなんですよ。(スピン; スピンネーカーの略。他の2枚の帆に比べて大きくてカラフルな帆である。ちなみに東大のスピンは淡青色。)

─ヨットをやっていて大変なことはありますか。

 風次第な部分があって、練習の計画を立てにくいことですかね。やる気満々なのに、風が吹かなかったりすると練習できないんです。

スピンネーカー

─逆に、ヨットをやっていて良かったと思えることを教えてください。

 年をとっても、ずっとヨットはできることですかね。大学生のうちに違うことやってたら、ヨットに乗ることはなかったと思います。あと、小学校のときから乗っているような経験者に勝っちゃうときは、嬉しいですね。また、学生なので限られた時間の中で練習して勝つというのは、感慨深いですね。

─ヨット部の目標は何ですか。

 全日本インカレに入賞(全国で6位以上)することですね。関東で8校に入らなければいけないんです。関東はレベルが高いので、なかなか高いハードルですよ。。


取材後に行われた秋季関東学生選手権大会において、見事470級6位入賞を成し遂げた。これは、東大ヨット部が経験者の多い他大学と対等に戦えるレベルに達していることを意味している。これからのヨット部の更なる飛躍に期待したい。

東京大学ヨット部ホームページ: http://www.todaiyacht.jp/


次のページへ >

このページにコメントを送る
このページへの評価:
いい!よくない!
掲載日:05-10-25
担当:廣瀬俊典
*