コミュニケーションプラザ
駒場キャンパスを東西に貫く銀杏並木の東端に、2006年度、駒場の新しい顔が誕生した。コミュニケーションプラザ、通称「コミプラ」。コンクリート造りにガラス張りの近代的な建物が目を引く。本郷の「コミュニケーションセンター」と混同しそうな名称だが、こちらは駒場での学生生活において非常に大きな役割を果たしている。
「北館」はコミュニケーションプラザの建物の中でも一足早く4月に開館した。西側入り口前ではサークルの勧誘やイベント告知が行われていたり、資格学校や自動車教習所のティッシュが配られていたりする。1階にあるのは生協購買部と書籍部。購買部では食料品・文房具・パソコン等大学生活の必需品を扱い、昼休みにもなると昼食を買い求める学生がレジの前に長蛇の列を作っている。また、学外から訪れる人のお土産として東大グッズも扱っている。書籍部では組合員(学生)は定価の10%引きで本を買うことができる。2階には多目的教室と音楽実習室があり、サークル活動で利用できる他、新学期の教科書販売もここで行われる。3階には1年生の必修授業「身体運動・健康科学実習」で用いられる実習室が並んでいる。
10月に開館した「南館」には、1階に「Cafeteria 若葉」、2階に「Dining 銀杏」と、2つの生協食堂がある。「Cafeteria 若葉」はその名の通りカフェテリア形式の食堂となっており、平日の昼から夜にかけてと土曜日の昼に開いている。平日の昼のみ営業する「Dining 銀杏」は「カラダにやさしい食事」をコンセプトとしているようだ。メニューの値段は一般の食堂と比べると安価。また、生協食堂のほか、1階には「イタリアン・トマトカフェジュニア」が出店している。友達と談笑しながら食事をとりたい時にはこれらの店を利用するという人が多いようである。
北館に沿って東に進んで少し段差を降りたところに、平屋建ての「和館」がある。この建物は南館と同時に、10月に開館した。コンクリート造りの外観だけからは想像し難いが、中には和室が6部屋ある。北館2階の部屋と同様、主にサークル活動に使われるが、こちらは飲食・宿泊できるのが特徴。サークルで合宿をしたり、クラスで夜通しコンパをしたりということが可能なのである。
コミュニケーションプラザの3つの建物と駒場図書館に囲まれた空間には芝生が敷かれ、樹木が植えられている。この一帯はもともと「駒場寮」という学内自治寮があったところで、今でも寮の建物の遺構や当時からあった大木が残っている。また、建物の外にあるゴミ箱の周りをコンクリートの壁で囲うなど、美しい景観をつくるための配慮も随所に見られる。

