スポーティア

東京大学には、スポーティアと呼ばれる宿泊施設があります。部活の合宿等で利用されるこの施設は、運動部員にとってはなじみ深いかもしれませんが、逆に利用したことのない学生にとってはあまりよく知られていない施設でもあります。スポーティアとは一体どのような施設なのでしょうか。


概要

正式名称は東京大学運動会の保健体育寮。財団法人東京大学運動会が運営しているこの施設は、現在、下賀茂・山中・戸田・乗鞍の4寮が開寮しています。1908年に戸田寮が誕生して以来、宇佐美・谷川寮の閉鎖もありましたが、延べ100万人超に利用されてきました。

スポーティアは東京大学の学生・教職員・OBとその家族のための施設ですが、全員が東京大学の関係者である必要はなく、下賀茂・戸田・乗鞍寮は宿泊者のうち1名が運動会員であること、山中寮は宿泊者のうち1名が「東京大学の学生・教職員・卒業生・退職者・国立大学の学生・教職員」のいずれかであることが利用資格となっています。

下賀茂・戸田・山中寮は通年営業していますが、通常期は水曜日と木曜日が定休日となっています。乗鞍は夏期のみの営業です。夏期特別開寮期間は定休日無しで営業しています。夏期特別開寮期間は寮によって異なるため、各寮のウェブサイトをご確認ください。 各寮のご予約につきましては、運動会窓口(03‐5841‐2511)にお問い合わせ下さい。利用申し込み書はスポーティアのウェブサイトからダウンロードできます。詳しい申し込み方法はスポーティアのページをご参照いただくか、運動会窓口(03‐5841‐2511)にお尋ね下さい。

各寮の紹介

下賀茂寮

伊豆半島の南端に位置する下賀茂寮は、弓ヶ浜海水浴場から5kmほどと近く、また寮の近くには下賀茂温泉や、その温泉熱を利用した下賀茂熱帯植物園や農学部付属の樹芸研究所があります。更に寮の施設としてテニスコートも備えており、利用者を飽きさせません。ちなみに駒場で開講されている全学体験ゼミナール「伊豆に学ぶ」においても利用されています。

山中寮(山中寮内藤セミナーハウス)

山中寮は標高1000mの山中湖の湖畔、富士演習林内に位置します。四方を林に囲まれていることもあり、避暑地として適した立地です。湖畔にあることもあって、夏はヨットやボート、ウィンドサーフィンを楽しむことができます。山中寮を特徴づけるものとして、後述の内藤塾があげられます。

戸田寮

「戸田」と書き「へだ」と読みます。駿河湾に面した御浜岬に位置します。目の前にある御浜海水浴場は、内海なので穏やかなのが特徴です。また近くには戸田造船郷土資料博物館・駿河湾深海生物館といった観光スポットもあります。戸田港は特産物であるタカアシガニなどで観光客を楽しませてくれます。また戸田温泉からは駿河湾と富士山の絶景を一望できます。

乗鞍寮

乗鞍寮は信州北アルプスの乗鞍岳(標高3,026m)中腹、標高1,700mの地点にあります。乗鞍寮は地元で「東大ヒュッテ」(山小屋を指すドイツ語由来の言葉)と呼ばれるように、元々は運動会スキー山岳部の手によって作られた山小屋です。現在の建物は2代目で、東京大学運動会に移管されています。そのような経緯から過度に都会じみた設備はなく、大自然の中での生活を満喫できるようになっています。また乗鞍岳の主峰である剣が峰や、三本滝・善五郎の滝・番所大滝といった名瀑(めいばく)など、大自然に囲まれた乗鞍寮ならではの観光名所が多く存在します。

山中寮内藤セミナーハウス内藤塾

現在営業している4つの寮の中でも、山中寮は2009年に山中寮内藤セミナーハウスとして全面改築された、比較的新しい寮です。その新装山中寮を学内外に周知し、通年利用の促進を図るため、通常期には内藤塾と呼ばれる合宿セミナーが行われています。受講者は学生優先ですが、教職員や卒業生、また東大関係者でない人にも門戸は開かれています。受講の申し込みは山中寮内藤塾のウェブサイトで行うことができます。

ちなみに内藤塾の名前は、山中寮全面改築の際にご協力いただいた、リンナイ株式会社会長(2010年現在)の内藤進氏に由来します。

地図

関連リンク