'06 新入生歓迎企画
入学式
4月12日、平成18年度東京大学入学式が九段下の日本武道館にて行われました。あいにくの雨模様の中、新入生3138名、総勢5322名が参加し、武道館周辺はにぎわいを見せました。今年の入学者3161名のうち、そのほとんどが参加していたことになりますが、卒業式は文系と理系に分かれて行われるため、同学年の学生が一堂に集まるという機会は、これが最初で最後になります。
開式前には、応援部による演舞が行われました。開式時間になると照明が一斉に明るくなり、音楽部管弦楽団によってワーグナー作曲「ニュールンベルグのマイスタージンガー前奏曲」が演奏されました。いよいよ入学式が始まるといった、気持ちの高ぶる瞬間です。
演奏が終わると壇上列席者の入場です。総長をはじめ、来賓の方や役員、各学部・研究科や研究所の長が、赤と青の2つの旗を持った学生に先導され、角帽とアカデミックガウンを身にまとって入場してきます。2002年にノーベル物理学賞を受賞された、名誉教授の小柴昌俊氏も来賓として列席されました。その後、壇上列席者の紹介、開式の言葉に続き、音楽部コールアカデミーによって東京大学の歌「大空と」が合唱されました。合唱に合わせて、赤門などの大学構内の映像が流されたのが印象的でした。
その後、総長と教養学部長による式辞がありました。式辞の中で、小宮山総長は「大学は、ユニヴァーシティという言葉が示すとおり、人類社会という大きなユニヴァースの発展に貢献する『小宇宙』です。4年間、たえず新しい意識にめざめつつ、ゆったりと、着実に歩みを進めて、21世紀の人類社会に貢献するという大きな課題に向けてともに進んでいってほしい。」と述べました。この総長の式辞は、新入生やその父兄の間でも好評のようでした。
式辞の後、昨年7月にスペースシャトル「ディスカバリー号」に搭乗した、宇宙飛行士の野口聡一さんからビデオレターによる祝辞がありました。野口さんも東京大学の卒業生で、20年ほど前に武道館での入学式に参加されたそうです。
そして、東京大学の歌「ただ一つ」の合唱、閉式、退場という流れで幕を閉じました。閉式後も武道館の入り口付近では、友達や家族と記念写真を取る人などでごった返していました。
入学式を迎えた新入生のみなさんの声を紹介したいと思います。
―入学式はどうでしたか?
東大に入ったんだなという実感がわきました。
応援団のパフォーマンスがすごかったです。
野口さんのお話が感動的でした。
新入生が多くて、びっくりしました。
威厳があって、圧倒されました。
とても素晴らしい入学式でした。
総長の式辞が分かりやすくて、ためになりました。
―もう授業が始まりましたが、大学の授業はどうですか?
高校までの授業とは違って、質が高いです。
話を聞いているだけの授業が多いです。
教室が広くて、黒板が見にくくて目が疲れます。
人気のある授業は、人が多くて教室からあふれてしまいます。
理数系の授業が難しいです。
―これからの意気込みを一言
サークルを頑張っていきたい。
充実した4年間を送りたい。
新たな気持ちで、気をひきしめていきたい。
世のため人のためになりたい。
せっかく東大に入ったので、勉強や研究に頑張っていきたい。
新入生のご家族に聞きました。
―今のお気持ちはいかがですか?
入学式に感動しました。
受験が終わって、とりあえずほっとしています。
いろいろと不安もあるが、頑張って勉強してほしい。
新しい生活に体を壊さないでほしい。
世のため、人のためになってほしい。
新入生は、各自さまざまな目的意識を持って入学してきたようです。初心を忘れずに、充実した4年間を送ってほしいと思います。

