入学式の様子
4月12日、平成19年度東京大学入学式が、日本武道館にて行われました。朝は少し肌寒く感じられましたが、天気は良好で桜の花が綺麗に咲いていました。今年の入学者数は3150人(昨年は3161人)で、武道館のアリーナ席は新入生で埋め尽くされ、科類によっては、1階の客席も使っているようでした。東大の1学年約3100人が1つの場所にあつまるイベントは、この入学式以外にはありません。
開式時間になると、場内が突然明るくなり、音楽部管弦楽団の演奏が始まりました。自分が入学した時と似た感じで、その時のことが思い出されました。そして、壇上列席者が入場され、その方達の紹介がなされました。毎年、東大総長はもちろんのこと、東大の全学部の学部長が出席されます。
その後、コールアカデミーによる「大空と」の合唱が行われました。合唱の最中に、舞台のスクリーンには東大構内の映像が映し出され、合唱の雰囲気作りに一役買っていました。コールアカデミーは、かなり上の代のOBも参加されているようでした。「大空と」に続いて、総長の式辞、教養学部長の式辞、先端研バリアフリー分野准教授の祝辞がありました。
総長は、物体の落下法則をめぐる、人間の実験と思考の歴史を例に出して、「『常識を疑う確かな力』を養って欲しい、そして先頭に立つ勇気を持ちこの力を発揮してほしい」とおっしゃっていました。
教養学部長は学生に、「これから始まる2年間の駒場の生活の中で、専門性と豊かな教養を身につけて欲しい」とおっしゃっていました。さらに、進学振り分け制度の中に、全科類枠が設けられていることについても触れていました。
先端研のバリアフリー分野の准教授の福島さんは、小学3年生の時に失明し、高校2年生の時耳も聞こえなくなってしまったそうです。その後は、指点字というものを使って、コミュニケーションをとっていたようです。福島さんは、ご自身の経験から、コミュニケーションの重要さを強く説いていました。
その後、応援部のエールと共に「ただ一つ」の合唱があり、平成19年度東京大学入学式は閉式となりました。式後の武道館の外は、写真を撮る人、東大グッズを買う人、待ち合わせをする人で混雑していました。
入学式後の新入生の声を紹介したいと思います。
―入学式はどうでしたか。
大学というのはすごいなぁと思いました。
おもしろくなかった。
今日やっと東大生になったと実感しました。
あっという間だった。
おしりが痛かったです。
良い話がたくさんあった。
福島さんの話が良かったです。
―もう授業が始まりましたが、大学の授業はどうですか。
人がすごく多くて、始めは慣れません。
正直眠くなります。いろんな授業があるので、いろいろ選びたいです。
色々種類があって把握し切れてないです。
入学式の前に始まっていて、あまり実感がありません。
初回の授業はガイダンスばかりで、まだよく分かりません。
高校の授業とは全然違って新鮮な感じがしました。
思っていたようにレベルが高い。
―これからの意気込みを一言
いろいろなことを勉強したいです。
全部優!
教育学部に行きたいので、そのための知識を蓄えたいです。
今日から東大の名を背負うので、恥ずかしくないような学生になりたいです。
文武両道で頑張る!!
何かを成し遂げて終わりたいです
新入生のご家族に伺いました。
―今のお気持ちはいかがですか。
がんばってほしいなぁと思います。
嬉しいです。
入学当初のこの時期は、期待と不安が多い時期かと思います。総長もおっしゃっていましたが、これから4年間、実りある時間を過ごして欲しいと思います。

