平成21年度入学式
4月13日、平成21年度東京大学入学式が日本武道館にて行われました。当日は雲一つないお天気となり、絶好の入学式日和となりました。今年の入学者数は文系理系合わせて3154名で、武道館のアリーナ席から1階の客席に至るまで新入生の座席として使われました。大学生活のスタート地点とも言える入学式は、同学年が1か所に集まる最初で最後の機会となります。
式が始まる前には、運動会応援部による演舞が行われました。演舞の間掲げられる東京大学の旗を見ていると身が引き締まる思いがしました。開式時間になると照明の点灯と共に音楽部管弦楽団による演奏が始まり、壇上列席者が入場しました。赤と青の旗を先頭に、アカデミックガウンを羽織った総長を始めとして来賓の方々や役員、各学部・研究科長が壇上に上がられます。開式宣言が行われた後、音楽部コールアカデミーによる「大空と」の合唱が始まりました。力強い歌声と歌詞がとても印象的でした。
その後、濱田純一総長と山影進教養学部長による式辞がなされました。総長式辞では、新入生に「社会の『未来に向けた確かな指針』を生み出すのに与る」力を育むことを約束するとともに、中国の明の時代の古典である『菜根譚』にでてくる「才ありて徳なき」という言葉を引用して社会的なコミュニケーションの重要性を説かれました。教養学部長式辞では、「自分自身の考えを、論拠を示しながら論理的に発信すること」や「ディスカッションという双方向のコミュニケーション作法を会得すること」を目的としたリベラルアーツ教育について説明し、「人的ネットワークを広げて、自分自身のアイデンティティを確立する場」である駒場キャンパスの利用を促されました。
式辞の後、昨年ノーベル物理学賞を受賞された南部陽一郎先生からの祝辞がありました。南部先生は東京帝国大学の卒業生で、祝辞では自身の学生時代を振り返りつつ「人間として立派な人、他人に尊敬され愛される人であることは、本人の価値を高めるものであると信じます」と述べられました。
入学生総代宣誓では理科一類の清水浩之さんがこれからの大学生活における志を述べ、「ただ一つ」の合唱の後、式は終わりました。閉式後の入り口付近では、写真を撮る人々やグッズを買う人で賑わっていました。
入学式を終えた新入生のみなさんの声を紹介したいと思います。
― 入学式はどうでしたか?
- 長い。いいこと話してるので寝れない。
- 壮大な感じ。
- 高校のと違って緊張しました。
- 遅刻してちょっとしかでてない……。
- 難しい話とかもあったけど、東大生としての自覚を促された。
- 入学したことを実感して感無量でした。
―もう授業が始まりましたが、大学の授業はどうですか?
- 時間が長くなった。
- 高校とは違う。
- 能動的にいきたいです。
- ああ゛って感じです。
- 教室が広い!
- 専門的で興味が深い。
- 新鮮でした。好きな科目を好きなだけ取りたいです。
―これからの意気込みを一言
- 薬学部に行きたい。進振り頑張る。
- 大学でできることをやりたい。
- 何事にも頑張ります。
- ほどほどに頑張ります。
- サークルや勉強を頑張っていきたい。
- 後悔しない4年間を。
新入生のご家族の方々にも聞きました。
―今のお気持ちは?
- 嬉しいです。
- 立派な入学式で感動しました。
- 感無量です。
- いい式だったなと思います。
- 総長方の話に共感しました。
大学生活が始まったばかりで慣れないことも多く、不安を感じることでしょう。そんな時に気軽に相談できるように、友人や先輩などと良好な人間関係を築くとともに、学びの上でも実りある4年間を送ってほしいと思います。













