Coconuts

東大では唯一の存在である水泳サークルCoconuts。今回はマスターズの大会に同行させていただき、その代表でありかつ創始者である、経済学部三年の森下直樹さんにお話を伺いました。Coconutsそのものの紹介の他に、創始者ならではのお話も聞くことができました。


Coconutsについて伺います。

―Coconutsってどんなサークルですか?

簡単に言うと、インカレの水泳サークルですね。基本的には週一回集まって、個人個人が自分のベスト更新を目指して泳いでいます。練習の他には、練習後にラーメンを食べに行ったり、駒場祭で模擬店を出店したり、メンバー間の交流も盛んに行なっています。すごいアットホームな雰囲気で、メンバー同士もすごく仲良く活動していると思います。

―水泳部との違いは何ですか?

水泳部は専用のプールが本郷にあるから、毎日貸切で練習することができますよね。それに比べてCoconutsは一般のプールで練習をしているので、練習ごとにお金がかかってしまうんです。ある意味参加するだけお金がかかるのでフェアと見ることも出来ますけどね。それから、水泳部は朝練が本郷であるから、1・2年生はそれから駒場に行くのはしんどいんじゃないでしょうか。

後は、Coconutsはオフの時間も長いから釣りとか旅行とかのイベントも組みやすいっていうのがあるかな。つまり水泳部よりもガツガツしていないってことですね。

―どういうメンバーが参加しているんですか?

メンバー
現代表とメンバー

インカレということで大学生、短大生、専門学校生、社会人まで制限なく広く参加を受け付けています。今は水泳経験があって泳ぐのが好きな人も、あまり得意じゃないけれども泳ぎたいと思っている人まで、40人以上も所属しています。メンバーは東大を始め、様々な大学や短大から色々なところから来ています。あとは、社会人1人が所属していますね。男子もインカレでちゃんといるっていうサークルはそんなに多くないんじゃないでしょうか。

―練習はどのように行なっているのですか?

基本的には毎週日曜日に、千駄ヶ谷の国際競技場でだいたい2時間泳いでいます。アップからキック、プル、スイム、メイン、ダウンと言う風にひと通りメニューをこなしています。もちろん内容は人それぞれに合った量にしていますよ。練習のメニューは、高校時代の水泳部の経験とかを参考にして、大会までの日程や来たメンバーを考えた上で、僕が組んでいます。いずれは僕も就職とかで忙しくなるので、後輩にこの仕事を引き継ぐことになりますね。人数は、昔は片手で数えるほどだったけれども、今では10人以上いる時もあります。毎週の練習の他には、登録料と年会費を払って、本郷のプールで個人で泳いでいたりします。

―今日が初めての大会だそうですね?

大会
リレー

水泳の大会に初参加の人も含めてみんな楽しそうにやっていて、非常にいい雰囲気だと思います。大会に参加すると自己ベストが分かるから、次の大会までの目標ができるんですよ。普段の練習を目標もなくやるのは気がすすまないし、辛いでしょう。これで一人ひとり次の冬の大会に目標を据えて気合を入れて練習に打ち込めるんではないでしょうか。


coconuts創始者として伺います。

―どうしてCoconutsを作ろうと思ったのですか?

中高時代は水泳部だったのですが、大学に入ってからは水泳部はキツイと思って泳いでいなかったんです。けれども夏のシーズンが終わったあたりに、泳ぎたいってフラストレーションが爆発して、それで一念発起して作りました。実を言うと、高校の時から水泳サークルがないことを聞いていたので、その時から作ろうと思っていたんですけど(笑)。

コンセプトは、水泳部みたいに週6日とかガンガンやるのではなく、初心者も気軽に入れて、バイトや他のサークルと並行してやりながら水泳を楽しめる、そんなメインとしてでなく水泳を継続して楽しめることですかね。あとは一人だとなかなか行く気にはならないから、仲間を集めて楽しくワイワイやろうと思ったのがきっかけでした。

―具体的にはどのように作ったのですか?

作るといっても申請などは特になく、人を集めて実際に活動を行うだけです。始めは中高時代の友人や同じクラスの人を集めて実際に活動を行って形を作り、それから少しずつSNS(Social Network Service)などを使って人を集めました。インカレにしたのは人を集めやすいということと、東大生って進学校育ちが多かったりして、そういう友達しか知らないのって良くないと感じたというのがあります。確かに東大生はすごいんですけれど、やっぱり視野が狭くなってしまうのは避けたほうがいいと思いました。

―ここまで苦労したことはありますか?

大会後
大会後の様子

どうしても始めは泳ぐ人も少なく、練習も3人から5人くらいしかいなかったです。大会にも出られないし、友人同士で盛り上がっている感が出てしまっていました。これでは水泳をやる意味がないし、誰も人が入ってこないだろうし、新しく作った意味もないと感じました。この時はサークル内でも方針が纏まらなくて悩みました。

それからはもっと真剣に新歓を行なって、ヤル気を持って練習に来てくれる人を集めました。そうしたら次第に入ってくれた人がまた水泳友達を連れてきてくれて、一年生がたくさん来てくれました。この道のりは大変でしたが、形になってきたときは嬉しかったですね。

―サークルを作ってよかったと感じることはありますか?

今思えば就活のネタになりますね(笑)。いやー、大変でした。悩みました。思ったとおりに行かないことがバンバン出てきました。でも自分で考えを纏めて具体的に動いたり、チームワークで行動する機会ってなかなかないですよね。そういう体験をするという意味ではすごくいい機会だったと思いますね。自分も成長させてもらったと思うし、Coconutsが成長していく姿を見るのは嬉しいですよ。

―今後Coconutsはどうなってほしいですか?

次の目標としては、東大公認のサークルにしたいですね。そうするとお金がもらえたり部室がもらえたり、活動がやりやすくなりますから。後は練習に来る人数をもっと安定して確保して、最終的に毎回同じ場所を貸しきって練習できればいいですね。欲を言えばマネージャーとかもいると嬉しいですね。今は就活が終わって帰ってきた時にちゃんとサークルが継続しているか、心配でもありますが楽しみにしています。

―これを読む方に一言お願いします。

東大生のみなさん、もし水泳をやりたいと思ったら是非練習を体験に来て下さい(笑)。アットホームな雰囲気なので、本当に気軽に来てくれて構わないです。高校生のみなさん、サークルを作るのに限らず、アクティブに動く体験を一年生のうちにやったほうがいいと思います。社会性を身につけて、自分の頭まで考える経験は積んだほうがいいと思いますよ。


あとがき

発足から間もないインカレ水泳サークルCoconuts。UT-Lifeが取材しているような他の団体に比べてまだ小さいサークルではありますが、それだからできるアットホームな雰囲気や楽しさ、また運営する苦労があるのだと感じました。そういう一面もこれからUT-Lifeとして発信していきたいと思います。

リンク

インカレ水泳サークルCoconutsホームページ: https://sites.google.com/site/coconutsswim/home