ラクロス部

北見主将インタビュー

目標は、と聞いたら、深い声で間髪入れずに「日本一」と返ってきた。決して戯れ言ではない。本気で「日本一」を目指している。
東大にはスポーツが弱いというイメージがつきまとう。その東大の中にあって、本気で日本一を目指している、或いは、それを目指せるほど結果を出している運動部はほとんどない。今回採り上げるラクロス部は数少ないそんな運動部の中の一つだ。今回の取材を通し、強いのには強いなりの理由があることを思い知らされた。


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ラクロスについて

─ラクロスとはどういう競技なのですか

よく言われるのは、地上最速の格闘球技。試合展開が早く、防具を付けてるから激しいボディーコンタクトもある。スピードと激しさが魅力です。

ラクロス部について

─シーズン真っ盛りですが、今期の目標は

日本一。

─日本一というと東大の中にあっては非現実的と思われてしまいがちですが、本気度はどれくらいですか

100%。

─この東大の中にあって、100%本気で日本一を目指せるくらいラクロス部が強いのは何故ですか

本気だから。本気ゆえに色々考えるから。
考え方として質を高くすることをを追求している。私大とかと比べて身体能力の面では実際劣る。けれども何か補える他のものを得ようと考えたり、劣っているその部分をトレーニングで鍛えている。どうすれば試合に勝てるかというのを考えて練習している。元々この部には考える「風土」があった。「考える」ということを徹底してやっている。

北見主将

─今年チームの言葉として「奮」という言葉を掲げていますが、これにはどのような意味が込められているのでしょうか

何かをやるといったときに、最初は本気でやる。でもそのうちに「やらされてる感」「誰かがやってくれるだろう」という感情が出てきてしまうことがあると思う。例えば「練習の効率が良くない」となったときに、全員がどうすれば改善できるのか、どうすればもっと巧くなれるのか。どれくらいチーム全体のことを自分のこととして主体的に考えられるか。これが結構重要だと思っている。
本当に勝ちたいという気持ちを持ち、その上でそれを表現する。それで周りを変えていく。自分から変えていく。そういう力を持たないといけないと思う。常に「奮い立っている」つまり、内側に「情熱」を持っていて、それがにじみ出ている集団にしたい。そういう状態であれば、うちらの目標やチーム理念を達成できると思う。そう思ったんで、「奮」というフレーズを使った。

北見主将について

─北見主将がラクロスを始めたのはなぜですか

大学に入ったら絶対に一つのことをマジでやりたいと思ってた。何かをマジでやった方が絶対充実すると思ってたし、大学生活がもったいなくない。その上でなぜラクロスを選んだのかというと、まずはさっきも言った「風土」。高い目標を掲げ、どうしたらそれを達成できるか真剣に考えていた。上に行きたいと思っている人もいっぱい居た。それに実際強かった。日本代表とかもOBから出ている。俺自身も上に行きたいという願望が強かった。自分の気持ちを満たすのがラクロス部だった。

─ラクロスをやっていて辛かったときなどはありましたか

やっぱりイマイチ結果が出ないとき。策を講じてもうまく結果に伝わらないとき。 あとは部員が「打っても響かない」とき。チームがそういう状態になってしまい、「打って響く」ことをテーマにしたときもあったね。誰かが何かを言ったら、それに続けと。「連鎖しろ」と言っていた。悩んでいた時期だった。

北見主将

─その時期は

6月くらいだったかな。チームスタートするとリフレッシュしてるけど、だらけてきてしまう時期がどうしてもあった。

─逆にラクロスやっている醍醐味とは

そりゃぁ勝ったときは最高だよ。うぉーっっ!!って感じだ。

─北見主将にとってラクロスとは

んー…「足」かな。俺を前に進めてくれる、俺を動かしてくれる「足」。

法政戦に向けて

─11月6日の法政戦の見所は

まず現状を説明させてもらうと、ここ5,6年、学生相手に負けがなかった慶応が千葉大に負けた。このことによって東大、慶応、千葉大が一敗で並んだ。プレーオフに進めるのはこの中で2チームのみで、得失点差の戦いになってくるわけだ。東大は得点力が課題でもあって、今のままだと上に進めないんだ。なんと次は15点差を付けて勝たないと上に行けない。
だから次の試合はガンガン行きます。常にアグレッシブ。それが見所。

背番号#30箕輪祐介選手

─15点差というのは大きいですよね

不可能な数字ではない。例えば今年早稲田が成蹊に対して23-3で勝っている。サッカーで言うと3-0くらいかな。

─注目選手は

背番号#30。箕輪祐介!


勝つ以上の結果を求められる厳しい戦いがそこにはあった。法政戦は11月6日、検見川グラウンドで開戦される。

ラクロス部:
5年連続プレーオフ(関東学生best4)進出。うち二度準優勝。
2002年には日本体育大学を破り準優勝に輝く。
今年は初戦で慶応大学に4-7で破れるも、その後学習院大学、千葉大学、立教大学に勝利する。
1敗で並ぶ慶応、千葉大に対し得失点差で劣る東大は、プレーオフ進出を目指し11月6日の法政戦に望む。
ホームページ: http://www.tokyolax.com/bluebullets/


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