東大温泉サークルOKR

1.東大温泉サークルOKRについて | 2.温泉の魅力と入り方 | 3.今後の目標


東大には数百ものサークルがありますが、中にはちょっと変わった活動をしているサークルもあります。そのひとつが「東大温泉サークルOKR(おける)」です。活動を始めてまだ1年ちょっとの新しいサークルですが、温泉をテーマに精力的に活動しています。今回の取材では、そんなサークルを立ち上げて今は代表を務める比護祐介さん(文科三類・2年)と、設立時からのメンバーである岡博貴さん(文科二類・2年)にお話を伺いました。OKRではいったいどんな活動をしているのでしょうか。そして、温泉ソムリエの資格を持つ2人が考える温泉の魅力とはいったい何でしょうか。これを読めばあなたもきっと温泉に行きたくなるはずです。


東大温泉サークルOKRについて

―メンバーはどれくらいいますか。

比護 部員は32人です。だいたい東大生が7、8割くらいですね。東大生も他大生も男女それぞれいて、副代表の2人は東大女子です。全体の男女比は6:4くらいで、ほとんどのメンバーが学部の1年生か2年生ですが、中には大学院生もいます。科類も文一から理三まで様々ですね。

―普段はどんな活動をしていますか。

比護 月に2回ほど東京近郊の温泉を巡っています。でもただ巡るだけではなく、メンバーみんなに感想を記入してもらったり、自分の感性で分析してもらったりということをしています。さらに夏や冬には合宿もやっていて、なかなか行けない遠くの名湯や秘湯に行っています。

 秘湯と呼ばれるくらいなので写真なども全然ない温泉なのですが、ここを本当にネットに載せないのかというくらいの絶景が見られる温泉もあります。おそらく若い人たちはそういうところを全然知らなくて、それを紹介するかどうかは秘湯であるがゆえの難しいところなんですが、上手に世の中に広めていければ良いなと思っています。詳しくはブログでチェックしてみてください。

―そのような温泉はどうやって探すのですか。

 後でも出てくると思いますが、代表が温泉ソムリエや温泉入浴指導員の資格を持っていることもあって、みんなが楽しめる温泉をセレクトすることもあります。また、メンバーで各自が調べて行く温泉を決めることも多いです

―温泉に行くこと以外にはどんな活動をしていますか。

比護 私たちのサークルには活動軸が2つあって、ひとつは温泉を楽しみ、温泉を好きになることで、温泉巡りはその一環でしています。もうひとつの軸は、温泉好きの輪を広げることです。温泉好きの若者がこれだけの人数も集まっているのはおそらくこのサークルくらいなので、温泉好きの輪をサークルの中だけに留めておくのはもったいないなと考えていて、温泉の魅力を外に広めていく発信活動をしています。具体的にはブログを執筆したり、ウェブメディアや雑誌記事を執筆したりして温泉の魅力を紹介しています。あとは温泉地と連携して企画を立てて、例えば五月祭のように温泉の魅力を体験してもらう活動をしています。

―五月祭ではどんなことをしましたか。

比護 五月祭は来場者数がとても多いので、温泉の魅力を温泉に関心のない方にも広めるチャンスかなと思いました。そこで、温泉には薬理効果(泉質などが身体に及ぼす効果のこと)と転地効果(非日常的な場所に行くことで得られるリラックス効果などのこと)の2つの効果があるのですが、五月祭では薬理効果を紹介するお店と転地効果を紹介するお店の2つを出店しました。前者は温泉割りです。実は温泉は飲むことができて、それを飲泉文化というのですが、それを体験してもらうために温泉水でソフトドリンクやお酒を割って提供するお店を出しました。

 後者は足湯カフェです。2時間待ちの行列ができるほどたくさんの方に足を運んでいただきました。ただ、転地効果を出すために雰囲気づくりを頑張ったんですけれども、ちょっと準備期間が足りなかったかなと思っています。ですから来年の五月祭ではもう一度、ある温泉地と全面協力して、温泉地を完全再現した足湯カフェをやろうと考えています。

設立の経緯について

―OKRが設立されたのはいつですか。

比護 昨年(2015年)の8月に設立して、活動を開始したのはその年の10月です。

―どうしてサークルを立ち上げようと思ったのですか。

比護 ひとつは自分でルール作りなど組織の運営に主体的に関わってみたかったからですね。それからもうひとつは、温泉好きが集まるサークルができれば、温泉好きの友人も増えるし温泉の話をもっとできるなと思ったからです。

―立ち上げに際して苦労はありましたか。

比護 1年の夏に勢いでサークルを立ち上げたのですが、想像以上に大変でした。僕が求めているサークルとメンバーが求めているサークルを擦り合わせるのが難しかったですね。それでも僕と同じようにサークルを立ち上げた経験のある方からアドバイスをもらい、中心になってくれるメンバーが現れるようになって、ようやくサークルも軌道に乗り始めました。ですから、周りで積極的に支えてくれるメンバーを見つけるのに一番苦労しました。


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