We Love Todai Pips

柏キャンパスで日本人学生、留学生、地域の方の交流を行っているWe Love Todai Pips。今回は代表の中村尚志さん(新領域創成科学研究科)と副代表の岸真代さん(新領域創成科学研究科)にお話を伺った。


―最初にどういう団体なのかを教えてください。

中村さんと岸さん
岸さん(左)と中村さん(右)

中村 We Love Todai Pipsは今から3年前の2008年(編註:取材は2011年)にできた団体なんですが、創始者の市原さんが柏キャンパスの留学生、日本人学生、地域の方々の三者の交流をする会を開こうとしてできた団体で、主に年に4回のタームイベントを活動としています。人数は大体、幹部メンバーが2、3人いまして、それ以外のメンバーは厳密にどこまでをメンバーとしているわけではなく、パーティーに来てくれたらメンバーという感じです。

 当日に結構な準備と後片付けがありまして、それを手伝ってくれる方をメンバーとしています。だいたい15人前後です。前段階として、具体的な金銭だとか買い出しとか計画立てとかは3人です。パーティーは100人くらいが参加しています。少ないのでメンバー募集しています。

―パーティーの参加者の割合はどのようなものでしょうか?

中村 この前のハロウィンだと地域の方3、留学生4、日本人学生3くらいでした。もちろん回によって変わります。

―料理はどういう感じで決めてるんですか。

 来る留学生の国を考えつつ、そこの国の名物を調べて作っています。日本で準備できるものは限りがあるので、どうしてもちょっと日本風のものになっちゃうんですけど、なるべくそれらしいものを作るようにしています。
あとは日本の料理としてちらし寿司やお好み焼きを作ることもあります。毎回何人か材料を持ってきて母国で食べていたものを作ってくれたり、ベジタリアンの方がベジタリアン向けの料理を作ってくれたりもします。ベジタリアン向けの料理って味気ないものを想像するんですが、インドの方が作ってくれるベジタリアンカレーってすごくおいしいんですよ。ダシとかコクとか。パーティーに出しても一瞬で無くなっちゃって私たちには回ってこないんですけど(笑)。

―宗教上の問題などで、食べられるもので困ったりということはありますか?。

Welcome Partyの様子
Welcome Partyの様子

 困ることはないんですが、これは肉魚が一切入っていませんっていうのを2,3品は必ず入れるようにしています。チーズと卵は大丈夫なので。

―パーティーに参加される方のうち地域の方の年齢層は?

中村 30代くらいのお子さんを連れた若いママとかですね。マンションができたばかりなので一斉に入居してきて、若い方が多いです。お子さんも小学校入学前とかで。英語をしゃべるお子さんも多く、教育ママは喜んでいるみたいです。常連のママもいるしね。

―実際の活動は4回のパーティーとその準備ということでしょうか。

中村 そうですね。1ヶ月くらい前から計画したり買い出ししたり料理したりですね。

 他にも普段から留学生と話す機会を作ってカラオケだとか飲み会だとかもやっています。これも活動の一環です。他にも最近はメンバーのバースデイパーティーとかもやっています。今日もこのあとやる予定です。

―留学生にはどのように声かけをしているのですか?

TANABATA Partyの様子
TANABATA Partyの様子

 先代がやっていたパーティーで知り合った方を中心に声かけをしています。柏キャンパスの近くにある留学生が住んでいるロッジに住んでいる人たちの輪にも入っていっています。

中村 あとは同じ専攻に留学生が多かったりするのでそのつながりもありますね。柏キャンパスはもともと留学生が多く、半分位いるので。あとはカフェの存在も大きいですね。

 柏は本郷みたく大きくなくて、公園みたいなところにビルがある感じなんですね。カフェは1ヶ所しかなくて、そこに留学生が多く集まっています。私たちもそこに行くようにしています。1時間くらい留学生と積極的に話して友達になります。

中村 1人で来ることが多いカフェなので、話しやすい環境です。柏自体が人少ないので、だいたいは友達の友達の友達くらいです。あとカフェにはカリスマ店員の山本さんがいていい空気を作ってくれます。山本さんも友達多いです。カフェで留学生と友達を作るいい機会になります。山本さんもいつもパーティーにきてくださって、ベリーダンスを踊っていただいてます。普通のおばちゃんだけど普通じゃない(笑)。

―普段の会話は英語ですか?

 日本語が話せない人はそうですが、普段準備に来てくださる方は半分くらいは日本語がペラペラなので日本語です。私はお酒が入ってると英語と日本語が交じっちゃいます(笑)。留学生の輪にはいるときは私達も英語です。

中村 日本語が話せる人はペラペラが多いですが、英語、母国語しか話せない人も多いです。短期間だけ日本にいるって人も多いので。

 半年くらい留学する人が結構多いんですよ。彼らの中には英語もそこまでぺらぺらじゃない人もいて、自分の母国語と英語、ペラペラじゃないっていっても私よりうまいですけど(笑)いい練習になると思います。フランス人の英語は難しいけどドイツ人とかイタリア人だと聞き取りやすい。普段英語を話す機会は作らないとないので、英語を話す機会としてすごくいい相手になってもらえると思います。

Halloween Partyの様子
Halloween Partyの様子

―代表になって大変だったこと、よかったことは?

中村 大変だったことは……たくさんありすぎて(笑)。

 一番大変なのは予測がつかないってことですかね。留学生とかって日本人と違って前もって約束するってことがあんまりなくて、Facebookで約束する感じですが、日本人って「行けたら行く」は行かないじゃないですか。留学生はほんとに行けたら行くんですよ。手伝ってくれる人数もそうですし、予約制じゃないので人数の予測ができないので、特に最初の頃は予算が立てづらくて赤字だったりしました。最近やっとなんとか黒字になったくらいで。
私達が主催するパーティーに来る方々ってのは留学生との交流に興味をもってくださってるので、始まってしまったら物が足りないとかいったことだけで、始めるまでが大変です。

中村 よかったことは、世界観・価値観が増えたこと。色々な国の友達が増えて、自分と違う価値観があるのが知れてよかったです。

 私は価値観はそこまで変わってないかな。日本人でも違うのが当たり前だと思ってるので。むしろ国が違っても根本的なところは同じだっていうのは思います。

中村 それはある。僕が元気がないときに読み取ってくれるとか、そういう優しさは同じなんだなって。時間にルーズだったり人に物を頼みすぎるとか、そういうのは違うなって思いますね。

―団体として今目指してることと、今後どうしていきたいかを教えてください。

中村 今やってることっていうのは、留学生と日本人の交流が大きいと思ってて。留学生同士の交流は多いんですね。留学生のみのイベントとかロッジとか。でも垣根を超えた交流はなくて、留学生は日本人と同じようにやりたいって思ってるみたいで、日本人と留学生の交流の場を作りたいです。個人的には地域の方も大事にしたいです。
柏の葉国際キャンパスタウン構想というのがあるらしく、僕の専攻は都市計画なので、あの街を他の街にない魅力ある街にすることに興味があります。住民もせっかく東大がある街なんだから、留学生と関わる機会があるのは大事かなと。学校でやってもいいんですが、それだったら別に簡単にできちゃうんで、せっかく地域に開かれている場所なので、そういう方もミックスしてやりたい。

 私は地域というよりは、留学生を中心に常に考えていて、運営メンバー、私と彼ともう一人も日本人なので、前準備も含めて留学生とやりたい。料理も、私が外国の家庭料理を想像で作ってるんですね。やっぱり想像の域を出ない。留学生が残りでちょっとしたものを作ってくれるんですね。特別美味しいわけじゃないけど、「あ、これが向こうの味なんだな」って思うんですね。でも彼らは恥ずかしいからパーティーでは出してくれない。私はむしろソッチの方にできたらいいなと思うんですが、なかなか……。あとはアットホームな感じ。外国の方とのパーティーだよっていうのをもっと出したい。装飾も日本人ぽいので、もっと運営に留学生が入ってくれたらいいなって私は思います。

中村さんと岸さん
岸さん(左)と中村さん(右)

―最後にこの記事を読んでくださった方にメッセージをお願いします。

中村 興味がある方は是非。本郷の方にも来てほしいです。毎回少し来てくださるのですが、毎回アットホームな感じがするっ言ってくださいます。柏はみんな友達っていう感じなので、すぐ打ち解けると思います。あとは運営メンバーも募集しています。

 留学生だけじゃなく友達が増えます。留学生と話すのにお互い困るんですが、その通じない意識で共感が持てたり。パーティーに来てくださった方とはそのあと飲みにいったりもします。準備からいると仲良くなりますので、準備への参加も大歓迎です。次回からは準備手伝ってくれた方はタダなので(笑)。

※なお、取材後に中村さんから
2011年度の新領域創成科学研究科の研究科長賞団体賞(国際交流部門)を受賞したとの連絡がありました。
おめでとうございます。

リンク

We Love Todai Pips 公式ブログ:
http://www.machino-club.com/club/wlgc/