東京大学鉄道研究会

私たちの生活の中で、最も身近な公共交通機関のひとつである鉄道。これを様々な角度から考察し、楽しんでいるのが鉄道研究会です。
 今回は、そんな東京大学鉄道研究会の代表をされている成田さんにお話を伺ってきました。


東京大学鉄道研究会

―鉄道研究会の概要を教えてください。

1955年に設立され、2005年に50周年を迎えました。現在、駒場キャンパスに通う学生18人、本郷キャンパスに通う学生15人、柏キャンパスに通う学生1人で構成されています。本会は大学院生でも入会が可能です。

―普段はどういった活動を行なっているのですか。

会員が定期的に集まる例会というものがあります。駒場キャンパスで行なわれるものと、本郷キャンパスで行なわれるものがあり、駒場では毎週月曜日の昼休みに学生会館にある部室に集まって、連絡事項を伝えたり鉄道に関する話をしたり、学校生活に関する話をしたりします。本郷では5の倍数の日に集まっています。例会とは別に、公式な活動ではありませんが、会員同士で誘いあわせて休日に写真撮影をしたり、実際に電車に乗ったりすることもあります。

―普段の活動以外にはどういったものがありますか?

東京大学鉄道研究会

年に2回、検見川にあるセミナーハウスで、駒場・本郷・柏に通う人たちが全員集う総会というものがあります。
 また、これとは別に毎年夏休みの8月ごろに、研修旅行といって、1週間程度の日程で全国のどこかの鉄道にまつわるところを見て回ります。例えば、鉄道の車両工場を見たり、列車を貸し切ったりしています。OBの方がいらっしゃることもあります。行く場所は、東北・北海道、東海、中国・四国、九州をローテーションして毎年1地域を選定しています。2011年度は秋田・青森と北海道の南部で、2012年度は山陽地方と四国でした。
 さらに、五月祭や駒場祭の時には、鉄道模型を展示したり、あらかじめ総会で決定したテーマに関して各人が調べてまとめたりします。またこのテーマに関して、「簡易線」という冊子も発行しています。

―鉄道といっても様々な楽しみ方があると思いますが、どういった楽しみ方をされる方がいますか?

写真撮影が好きな人が多いです。こういう人は一眼レフのカメラを持っていて、学期中は関東近郊を走る車両を撮り、長期休暇中は帰省時や研修旅行の際にその土地で走行している車両を撮っています。また、廃線跡を歩いたり、走行音を録音したりする人もいます。

―部室にはさまざまな鉄道の雑誌がありますね。

東京大学鉄道研究会

当会では8種類の雑誌を定期購読しています。例えば、『鉄道ファン』『鉄道ジャーナル』『鉄道ピクトリアル』などがあります。また鉄道模型関連の本もあります。時刻表は年に2冊、ダイヤの改正時期や、臨時列車が多く走る時期のものを購入しています。また、さらに貨物時刻表も購入しています。

―今後、どういった人に入会してほしいですか?

現時点でも、鉄道だけではなくバスや航空機といった様々な公共交通機関が好きな人もいます。鉄道だけでなく、公共交通機関に興味のある方は誰でも大歓迎です。会員の共通事項として鉄道というところはありますが、いろいろな所に手を伸ばしている人もいます。入会当初は鉄道の知識に乏しくても、例会等を通じ大学生活を送っていくうちに分かるようになります。自分も入ったときはあまり詳しくありませんでしたが、だんだん分かるようになってきました。

―最後に、この記事を見ている人に一言お願いします。

皆さんが普段、何気なく乗っている鉄道ですが、詳しく見てみると非常に興味深いところがあります。立ち止ってみると、いつもとは違う角度から見てみる機会が生まれます。鉄道や当会に興味が湧きましたら、東京大学鉄道研究会に一度訪れてみてください。

―ありがとうございました。

リンク

東京大学鉄道研究会:http://trc-web.sakura.ne.jp/