環境三四郎

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2004年代表原さんインタビュー

環境問題に取り組んでる学生ってどんな人たちなんだろう?なんだかとってもまじめで堅苦しそうかも…。そんな不安と期待を胸に、環境三四郎代表、理科一類2年の原祐輔さんにお話を伺ってみました。


─環境三四郎ってどんなサークルですか?

前提として、メンバーはみんな環境問題に興味がある人たちが集まっています。ただ、興味があるといってもその中には、学生で解決できそうなこと、例えば学園祭の環境対策、をやっている人たちもいれば、こういうところにくればいろいろ情報が集まってくるだろうということで、将来環境問題を解決していけるように勉強しようという人たちもいますね。

─まだ設立されて10年くらいの比較的新しいサークルですよね?

そうですね。1993年に設立されたんですけど、ちょっと自慢をさせてもらうと、去年総長賞をもらったんですよ。去年はちょうど設立10周年だったので、大学の方も気を利かせてくれたのかもしれないですね(笑)
最初のころは「環境サークル」というと怪しいイメージもあったかもしれないですけど、最近は少しは認知されてきたんじゃないですか?こんなこと言うと先輩たちに怒られそうですけど(笑)

─普段はどんな活動をしてるんですか?

現在は「プロジェクト制」で動いていて、「水プロジェクト」「EMSプロジェクト」「きゃんえこ」「テーマ講義“環境の世紀”の企画・運営の協力」「駒場祭のエコプロジェクトのお手伝い」の5つのプロジェクトがあります。各メンバーがそれぞれ興味のある5つのプロジェクトに分かれて活動しています。
水プロジェクトというのは、水問題や生態系に興味のある人が集まっていろいろやっています。一二郎池に行ってみたりだとか。次に、EMSっていうのは専門用語なんですけど、環境マネジメントシステムというシステムを作り出そうというものがあるんですね。キャンパス内の環境を継続的に改善していけるようなシステムを作りたいなというのが目標です。きゃんえこというのは「キャンパスエコロジー」の略なんですが、簡単に言えはきれいなキャンパスにしよう、環境にやさしいキャンパスにしようというものですね。主な活動としては6月にある「環境週間」というのがありますね。テーマ講義は、毎年夏学期に行われる「環境の世紀」というテーマ講義の企画、運営のお手伝いをするというものです。エコプロジェクトのお手伝いというのは、駒場祭の環境対策のエコプロジェクトというものをお手伝いして、例えば、学園祭で出るごみをできるだけリユース・リサイクルしてごみの量を減らそう、といったものです。

─それぞれの活動に共通する目標みたいなものってあるんですか?

簡単に言うと「環境問題の解決」を目標にしている、ということになるんですかね。もう少し詳しく説明すると、三四郎には活動の三本の柱というのがあるんですね。1つ目は「学習と行動」というもので、環境問題について学ぶだけではなくて実際に行動してみる、あるいは逆に動くだけじゃなくてちゃんと勉強もする、ということですね。2つ目が「批判ではなく提案」ということなんですが、人を批判するのは簡単だけど、批判しているだけじゃ何もはじまらないじゃないですか。「ここがだめだから、こうしたらいいんじゃないか」と、批判するだけじゃなくて提案までちゃんとしていこうというスタンスでやっています。最後に、3つ目は「交流、そして成長」ということで、自分たちの中だけに閉じこもるんじゃなくて、大学の中の他の団体、他の大学、企業といった相手を交流を持って、情報交換をして、お互いに成長していければ、ということですね。

─ところで、原さんが環境三四郎に入ったきっかけはなんだったんですか?

僕は四国の徳島県出身で、吉野川の第十堰という江戸時代につくられた堰があるんですよ。それを新しく可動堰にしようという話が出たんですが、けっこう環境に悪いといった反対意見が多くて、徳島市民で住民投票を行うことになったんですね。それでなんとか、堰は作らずに吉野川の環境を保護していこうということになりまして。当時僕は高校生だったんですが、まだ何もわかってないので、「環境を守ることは何にも替えがたい」と思っていたんですね。建設中止への反対意見が自分の思っていた以上に多かったので、子供ながらに「何でこいつらは環境を守ろうとしないんだろう」と思ったんですよ。今になってみると、堰の近くに住んでいる人たちは大変なわけで、生活がかかってるんですよ。そのころは問題の一面しか見れていなかったんですね。そういうこともあって、環境問題をいろんな面からみたいな、と思っていたので。

─ずばり、環境三四郎の魅力とはなんですか?

人、ですね。あまりに変な人が多すぎて。あ、でもそんな事書くと変なサークルだと思われちゃうかも…(笑)大学に入って、環境サークルに入ろうと思う人なので、いろんな考えを持ってる人たちなんですね。そういう点でとても刺激を受けますし、先輩たちとも話す機会が多くて、こういう問題意識を持った人たちが社会人になってどんなことやっているのか聞けるわけですよ。ああ、社会人になったら(環境問題に関して)社会とこういう関わり方があるんだなと。

─最後に、原さんにとって環境三四郎とは?

そうですね、自分を見つめなおす場っていうか。ここに来てみんなと話していると、自分のここが間違ってるんだなとかここは正しいんだろうなとか、わかってくるんですよね。そういうことをいろいろ教えてくれる場所です。あ、あとは、いると落ち着きまね(笑)普通のサークルと一緒ですよ。


原さんは予想以上にさわやかな好青年でした(笑)サークルのメンバーも、コンパが大好きなごくごく普通の学生たち。しかし、瞳の奥には強い意思を秘めているような気がしました。


環境三四郎:
1993年設立。2003年には東京大学総長賞を受賞した。
キャンパスのごみ問題から、テーマ講義「環境の世紀」の企画運営まで、いまや大学内で果たす役割は決して小さなものではない。
ホームページ: http://www.sanshiro.ne.jp/


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