学生会議連絡協議会

日本ケニア学生会議・日中学生会議など、大学の枠を超えて様々な国の学生との国際交流を行う「学生会議」と呼ばれる団体が数多く存在します。そして、そんな学生会議をつないでいるのが、学生会議連絡協議会(以下、SCN)です。今回は、田畑直さん(SCN理事・日本ケニア学生会議事務局長)と森格さん(SCN新歓代表・日中学生会議委員長)に、SCNやそれぞれの学生会議の活動、国際交流の魅力などについてお話を伺いました。


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― SCNとはどのような団体ですか?

田畑さん

田畑:SCNはどちらかというと団体というよりネットワークです。「学生会議」といわれる国際交流を目的とした学生団体がそれぞれ独立して活動しているのを、何とかネットワークにできないかということで活動しています。

基本的には各学生会議のメンバーの中から理事が選出されるという形でメンバーが構成されています。東大・拓殖・上智・慶応・早稲田などの首都圏の大学の人が多く、それから関西から加盟している団体があるので関西の大学の人もいます。

― 普段はどのような活動をしているのですか?

田畑:SCNはいろんな学生会議のネットワークなので、時期によって合同で行う新歓活動だったり、飲み会などの交流の機会だったり、そういったイベントごとの準備をするという形ですね。

:普段は自分の所属する学生会議で活動していますが、たまに合同で新歓をやったり飲み会をやったりして、最後にそれぞれの1年間の活動の報告会をやったりしています。どうしても1つの団体だと自分たちの活動を相対化しにくいですが、他のいろんな団体と交流することで、お互いの活動を客観視できて、それぞれの学生会議の活動の質を上げていくことができます。SCN全ての加盟団体が集まるのは新歓や報告会といったイベントぐらいですが、それ以外にも例えば日中・日韓の学生会議で合同勉強会を行ったり、SCNの中でも小規模の交流はあります。

― どのような団体が加盟しているのですか?

田畑:2008年4月現在では、日中学生会議・日韓学生会議・日本ケニア学生会議・日本ベトナム学生会議・日本インド学生会議・ALSAアジア法学生協会・ISA国際学生協会が正加盟団体です。準加盟団体としては、日本エチオピア学生会議などがあり、正加盟と準加盟合わせて23の団体が入っています。基本的には国際交流を主眼としている学生会議ならどこでも加盟できます。

― ご自身が学生会議に入り、SCNに関わるようになったいきさつは?

田畑:僕は日本ケニア学生会議に所属しています。元々アフリカなんて遠いと思っていたんですが、小学校時代の同級生でもあった前代表から「報告書の英訳を手伝ってくれ」と言われたので手伝いを始めました。そうしてフラフラしているうちに次は「ミーティングに来る?」と誘われました。学生会議というからには頭が固そうだと最初は思っていましたが、実際にミーティングに行ってみるとすごく楽しい雰囲気で、これは面白そうだと思い、気がついたらすっかりメンバーの一員になっていました。まぁフラフラしているうちにこうなったようなもので、これといったきっかけはないんですが。

でも、この機会を逃したら、アフリカという遠い地方に触れる機会は絶対になかったと思います。アフリカと聞くと一般的には飢餓だとか貧困だとかいう負のイメージがどうしても浮かんでしまうと思いますが、学生会議というのは全く違って、両国の学生同士が対等な立場で話をするので、今までの自分のアフリカ観を変える良い機会だと思って飛び込んだ次第です。

SCNの運営に関わるようになったのも大きなきっかけはないですね。加盟団体で集まる機会があったときに先輩から「運営に関わってみないか」と声をかけられたので「いいですよ」と言ってついていき、気がついたら理事になっていたという感じです。流れというか、ノリというか。

森さん

:僕は1年生の時にある学生団体に入っていて、日本の学生と交流していくうちに、彼らがどんなことを考えているのかが大体分かってきました。そこで、今度は海外の学生が何を考えているのか知りたくなって、3年生の4月に日中学生会議に入ったわけです。その中で中国を選んだのは、今後経済面や政治面において日本と中国との関係がますます重要になるだろうと思ったのと、元々世界史が好きで中国のことをもっと知りたいと思ったからです。また正直に言って、僕はあまり語学が得意ではないのですが、日中学生会議の場合、中国の学生との議論は通訳を介して行っていて、言語の障壁が低いので、それも参加を決めた理由になりました。

SCNに関わるようになったのは、僕が日中学生会議の委員長としてSCNの総会に出席したときに、他の学生会議の委員長の方々と仲良くなって、一緒に何かやろうという話になったのがきっかけです。2007年に関しては合同新歓をやっていなかったので、今年はやろうという計画が立ち上がりました。


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