WISH

大山さんインタビュー

T.U.Dancing Club WISHには、東大を中心にさまざまな大学の学生が所属する。部員数およそ200名というだけで、その人気がわかるだろう。そんなWISHの魅力とは?24代代表、経済学部経済学科3年大山晋輔さんに話を伺った。


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WISH代表、大山晋輔さん

─WISHの設立はいつですか?

僕が今3年生で24代目。なので、1980年設立ですかね。

─男女比は?

男:女=1:2から1:3ですね。男の子のほうが少ない。インカレサークルで、基本的には他大の子のほうが多いですね。他大……というか、そうですねもう所属は皆バラバラです。

─WISHという名前の由来は?

今、WISHはストリートダンスメインでやってるんです。でも初期の頃はジャズダンス専門のサークルだったらしくて。僕はジャズダンスは全然分からないんですけど……。その当時、上島雪夫先生という方が教えにきてくださってたんだそうです。上(UP)のU、島(ISLAND)のI、雪(SNOW)のS、夫(HUSBAND)のHを取ってUISH。それをもじって意味のある「WISH」にしたっていう、噂なんですけど(笑)。多分それが正しいんじゃないかな。今は残念ながら上島先生とは関わりもなくなってしまってますね。

─普段の練習はどんなことをしているんですか?

基本的には大体イベント──五月祭とか12月公演とか──に向けての練習がWISHとしての主な活動になるんですけど。1年生が入ってから夏休みに入る前までは毎週日曜日に1年生練っていうのがあります。1年生と3年生、それから2年生有志が駒場の剣道場を使って10~13時まで練習してるんですけど、そこでは各ジャンルのダンスでの基礎的な動きを取り入れながら、ちょっと振りを作って一年生と一緒に踊るっていう感じですね。

真剣にダンスを語る

─それが1年生の最初の基礎練習になるわけですね。ダンスのジャンルにはどんなものがあるのですか?

もともとストリートダンスは、ヒップホップっていうカルチャーから始まったと言われています。今は種類としては色んなものがありますけど、WISHとしてはヒップホップ・ブレイキン・ロッキン・ハウス・ポップ・ジャズの6種類を主にやってますね。

─それぞれの違いは?

違いが微妙なものもあるんですが……。そうですね、主には曲の違い。踊り方の差もあったりしますが。

─ダンスの魅力とは?

えっと、音楽とかって普段生活の中に文化として根ざしているものだと思うんですけど。普段音楽聴きますか?

─はい。音楽はよく聴きますね

だからこう、音楽だったら聴いてて楽しい、歌ってて楽しい、っていう自然な感情。ダンスも一緒で、音に合わせて踊るってのが楽しいなあっていう、その感じが一番の魅力ですね。身体を使って何かを表現することができるっていうのも楽しいですね。

─では、ダンスをやっていて苦労する点は?

苦労、というよりは辛い点なんですが、やっぱりまだ社会的に認められてないっていうところ。スポーツをやっているとかだと、へえすごいね、って言われますけど、ダンスはやっぱり軟派なイメージが強いらしいです。もちろん人によりますけど、一般的にあまりよいイメージを持たれていないというか……それは残念なことですね。

─振りはメンバー皆で考えるのですか?どのくらいの期間を費やしますか?

一応12月公演のときにはプロスタッフの方に協力してもらって、アドバイスをもらっていったりもするんですけど、基本的には演出・振りすべて自分たちでやっていこうっていうスタンスですね。大体3年生が担当します。
12月公演に関しては、五月祭が終わって6月になったら具体的に始める。そうですね……全部で踊るナンバーの数が22曲くらい?あるんですけど、全曲一応の形がつくのは10月の末で、考え始めてから一通り完成するまで5ヶ月くらい。長いですね。

昨年の駒場祭での様子

─WISHのここが魅力!というポイントは?

はい。色んな大学にダンスサークルがありますけど、その中でWISHの特徴っていうのはすごく人数が多いこと……あとはそうですね、すごく皆の仲がいいなっていうのが。3年生がここまで1年生によく教えてくれるサークルは少ないんじゃないかと個人的には思ってるんですけど。それから、公演っていうのをずっとやってきてる実績は大きいんじゃないかと思ってます。

─今度の12月公演についてですが、今回のコンセプトは?

全体を通してのコンセプトは「時間」。休憩を挟んで一部・二部の二幕構成になっていて、それぞれこのテーマを違う形で表現する。一部は、タイムマシンが完成した未来という設定になっていて、「タイムマシン完成記念」の展示会場でお客さんが色々な時代を見て回るっていう設定で。二部ではタイムマシンに関わるある主人公のお話。ダンスでストーリーを表現していく感じですね。
一部ではお客さんが自分の視点でダンスを見るのに対して、二部では主人公の視点で流れを追っていくという違いがあります。

─ずばり見所は?

WISHはストリートダンスをメインにやってるサークルではありますけど、ミュージカルでもなく単純なショーケースでもないストーリーのあるダンスをやっている。それが一番面白いところなんじゃないかな。歌ったりとかはしない、けど、その中にもお客さんにちゃんと流れが分かるような演出をしているっていう。そこが表現の上で最も難しい部分でもあるんですが。

─奥が深いですね。今日はお忙しい中ありがとうございました。公演頑張ってください!

ありがとうございます。よかったら是非見に来てください。


大山さんがWISHを語る瞳は熱かった。誇りを持って語るその姿は、まっすぐだ。

WISH:
部員数、約200名。4月の新歓イベント、5月の五月祭、11月の駒場祭、12月公演、3月の卒業公演を主な活動とする。特に12月公演はプロスタッフも動員し、1000人規模のホールで行われる本格的なもの。
ホームページ: http://www.tudc-wish.com/


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