環境ゲーム“E-city”展示

経済発展と環境問題を考えるロールプレイングゲーム教材「E-city」で、第16回コカ・コーラ環境教育賞次世代支援部門・優秀賞を受賞したGroup SHAKYS’。どのような展示をするのだろうか。代表の田中香織さんと野田俊也さんに伺った。


E-city

――今回の企画の概要を教えてください。

私たちが開発した「E-city」という経済と環境とを両立させるシミュレーション・ボードゲームを展示して、実際にお客さんに体験してもらおうという企画です。

――コンテストに応募して賞を受賞されたそうですね。

第16回コカ・コーラ環境教育賞に応募して、北海道の雨煙別小学校コカ・コーラ環境ハウスで開かれた最終選考会まで進み、優秀賞と開発資金を頂きました。コンテストに応募するきっかけとなった前期課程の全学自由研究ゼミナール「環境エネルギーゲーミング」の先生方には、ゲームを作るにあたって多くのご指導を賜りました。

――どのようなボードゲームなのですか?

このゲームでは、自分の都市に工場や発電所を建設して発展を目指すのですが、環境に配慮しないで発展させると、環境が悪化して公害が発生します。その際、その公害が公害を発生した人だけに降りかかるのではなく、プレイヤー全員に均等に降りかかってくるようになっているため、自分の都市の発展だけを考えると、余分にお金をかけて、公害を出さないクリーンな施設を建てるメリットがほとんどない仕組みになっています。けれども、みんなが自分の都市のことだけを考えていると、どんどん環境は悪くなって、加速度的に公害が発生する頻度が増えるので、すぐに全員にとって不利益な状況が起こってしまいます。これをどう乗り切って、発展を目指すかというゲームです。

E-city

――企画の見どころは?

普通環境教育というと、ゴミを分別しなさいとか、電気をこまめに消しなさいとか道徳論になりがちだと思うのですが、この「E-city」を使った環境教育は、一歩進んだところにあって、プレイヤーがそれぞれ好き勝手に自分の利益のために行動すると、どんな風に環境が破壊されていくのか、また、それをどのように守っていくことが出来るのかということが学べるようになっています。直接ゲームを体験してもらうことが出来るので、受動的な学術展示とは違って、来場者が能動的に体験出来る点でも良いんじゃないかな、と思います。

――時間が掛ったり、苦労した点は?

何よりもゲームのバランスを整えるのが大変で、教育的な要素とゲームとしての面白さを両立させるのに、最終選考会前にだいぶ時間を掛けました。ゲームは面白いものじゃなければ意味がないですから。

E-city

――最後に、来場者の方にメッセージをお願いします。

まだ開発中で試作版ではあるのですが、より高い完成度のゲームを目指すためにも、一人でも多くの人にプレイしてもらって、意見を聞きたいので、是非来場して、「E-city」を体験していって下さい。


日時:21日(土)~23日(月) 終日
場所:1号館 152教室