第64回駒場祭委員長インタビュー

委員長
委員長の岩崎啓太さん

ー今年はどのような企画があるか教えてください。

一般企画ですと、委員会の方で審査したおすすめ企画の中では、マラバリスタとかダブルダッチとかのパフォーマンス系や、模擬裁判、CAST、プラネタリウム、RoboTechなどの学術系のものがあります。LaVoce、民族音楽愛好会などは音楽系として気軽に楽しんでいただけます。8号館やKOMCEEでの学術系の企画、駒場小空間での「文三劇場」というクラスによる演劇もあります。総じて、例年通り幅広く色々なジャンルの企画が出てきているといった感じですね。

委員会企画は、特に今年は子ども向け企画の内容が変わりました。今までは子どもさんたちが単純に遊ぶという形だったんですけども、来場者さんのアンケートの中に「せっかく東大に来たんだから、知的なものがほしい」という意見がありましたので、今年はマシュマロチャレンジという、棒とマシュマロを組み合わせて一番高くまで作れた人が勝ちというゲームをやることにしました。棒が結構もろいので、組み方を間違えるとすぐ折れてしまうんですね。折れないように、うまく組み合わせるゲームとなっています。他にも「日本語で遊ぼう」やパズルなど、少し知的な企画を増やしています。

あと今年は、特別講演会で近藤誠一さんをお呼びします。富士山の世界遺産登録に尽力された方なんですが、元外交官でもいらっしゃるので国際関係の話などをしていただく予定です。

他は例年通り、公開講座、ステージ企画、スタンプラリー、ガイドツアーを委員会企画として実施します。

リンク:委員会企画|東京大学第64回駒場祭

ー委員会の特別講演会企画、公開講座の講演者の選定基準はあるのですか。

一番大事な基準は、東大を卒業されて、ある程度知名度がある方となっていまして、芸能人を呼ぶことはあまりないですね。そういった縛りの中で担当の興味に沿いながらみんなで話し合っていくという感じです。

公開講座も、普段東大生が受けている授業を公開するという企画なので、担当者の興味や、最近の話題に関係することに焦点を当てて先生を選ぶという感じです。今年は担当者が力を入れていまして、少人数で行うゼミ形式のものや、先生を2人お呼びして対話形式で授業を行うというものも用意しております。

ー今年のテーマ「発破」について教えてください。

東大の学園祭は五月祭と駒場祭の2つありまして、五月祭の方は落ち着いた雰囲気を与えるものがありますが、駒場祭はやはり若々しさ、エネルギッシュな文化祭です。

そういった、弾ける感じを受けて「発破」というテーマにしました。ロゴも花火が弾けた様子をイメージしています。

ー駒場祭のWebトップページを見ても、ミニゲームや壁紙ダウンロードなど、広告に力を入れているように窺えます。

はい、今年は広報担当が新たに、相模鉄道の階段や、電車内の広告欄に駒場祭の宣伝広告を出しました。

広報担当内にそういったことについて詳しい人がいたので、遠方の人であっても駒場祭に来てもらえるようにということで、実施しました。

他にも、全国の高校や予備校などの教育機関にも広告を出しています。

ーお客さんが楽しめる工夫としてどのようなことをされていますか。

様々な年齢層のお客さんが楽しめるようになっていることでしょうか。例えば年配の方には公開講座が人気ですね。リピーターも多いです。また、知的なことを知りたいと思っている高校生には学術系の展示などの企画が人気です。

また駒場祭当日、案内所が正門の外に出ているのは他の文化祭と比べても珍しいと思います。他の大学の文化祭に行ったことがあるのですが、案内所がキャンパス構内の奥の方にあることが多く、初めにどこに行けば何があるのか分かりません。そうして、ふらふらと見ながら帰ってしまいます。それではもったいないと思うんです。その点、駒場祭にはガイドツアーもありますし、最初にこの案内所に行けばこんな企画があるんだ、というのが分かるわけです。そういった工夫はできていると思います。

ー岩崎さんが委員会に入ったきっかけ、そして委員長としてのやりがいをお聞かせください。

もともと中高生の文化祭の時に、生徒のまとめ役に入ることが多かったことがあると思います。でも、大学に入った時にはそのことを忘れてしまっていました。何のサークルに入ろうか迷っていて、運動会系だと帰省した時に合宿に参加できないから諦めたんですが、そんな時にふらっと五月祭の看板が出されているのを見て「ああ、そういえば自分も中高の時にやっていたな」と思い出したんです。

それで、やってみるかという気になって、説明会に行きました。

説明会では、3つある希望欄の3つ目が空いていたこともあってそこに「広報」の希望を出したんですが、その当時はExcelが全く使えなくて生協の講習会にも通うほどでした。それで、広報の担当者の方に「パソコンが全然使えなくても大丈夫でしょうか」とメールを送ったところ「使えないときついよ」と言われました。ですが、広報に入ってから周りに教えてもらいながら自分でも勉強してやっとここまでできるようになった、という感じです。今ではソフトで絵を描けるくらいにはパソコンが使えるようになりました。

何をしているか、とよく訊かれるのですが、特にこれといった形になるものはやっていないんです。関東の大学の文化祭の責任者が集まる会でも自分と同じような人はほとんどいませんでした。では何をしているかというと、委員会の中でみんなが楽しく仕事ができるような雰囲気作りです。そうするためにも、5月下旬には新入生の顔と名前が一致するようにしていました。また、委員会のメンバーの体調管理にも気を遣っています。

やりがい、と言いますとまずやってよかったな、ということですね。みんなが楽しそうにやっているのを見るとこちらまで嬉しくなるので、そういった瞬間にやってよかったなと思います。

委員長になったのもたまたまでして、最初は50数人いる委員会の東大生の中で誰か他にやる人がいるだろう、と思っていて特にやるつもりはなかったんです。でも委員長を決める時になって「やってもいいんじゃない」と言われた時に「自分がやってもいいのか」と思うようになって、それでやってみる気になり、今に至ります。

ー来場者のみなさんへのメッセージをお願いします。

駒場祭は、様々な年齢層の方が楽しめるようになっています。土日はもちろん、金曜日には学校帰りに中高生の方もふらっと寄っていただければ幸いです。多種多様性をコンセプトにやっていますので、どなたもなんらかの形で参加できると思います。是非、おいでください。

ーありがとうございました。

リンク

東京大学第64回駒場祭公式ホームページ