キンクブラザーズと銚子周一郎

五月祭ニ日目、のどかな・・・はずの昼下がり。安田講堂内で名物企画「模擬裁判」が行われているその裏、グランドフェスティバル(通称グラフェス)に「キンクブラザーズと銚子周一郎」が登場した。

グラフェスとは、五月祭のニ日間にわたって行われるライブイベント。いつもは厳粛な雰囲気に包まれている安田講堂前の広場に巨大なステージが出現し、東大生バンドによるライブが行われるのだ。

そんなわけで始まった「キンクブラザーズと銚子周一郎」によるライブ。しかしそれはただのライブではなかった・・・。心臓まで届くドラムに加えて、大音量のマイクに向かって絶叫する男たち。「ダースベイダー」、「加トちゃん」を思わせるハゲオヤジ、そして仮面をつけたボクサーがいる。ステージの上は無国籍地帯と化していた。そのなかで一見「ノーマル」にみえる白いTシャツの男二人のうちの一人は暴れまくっていて、しまいにはステージから降りて広場まで進出する始末。

グラフェスのスタッフや五月祭委員の厳戒体制のなか、彼らは安田講堂の真下で魂を叫んでいたのであった。