挑戦的映画劇場

文化系サークルの発表・展示は五月祭の大きな魅力の一つだが、ラインナップは実に多種多様だ。そんな中で、映画制作スピカ1895は毎年自主制作映画の上映会を開催している。その内容や見どころなどを、代表の志村信彦さんと上映会担当の小川春樹さんに伺った。


映画制作スピカ1895
左:代表・志村信彦さん
右:上映会担当・小川春樹さん

映画制作スピカ1895の簡単な紹介をお願いします。

スピカは東大生中心のインカレサークルで、学生映画を制作しています。企画・脚本から出演・撮影・編集まで全て自分たちで行い、五月祭と駒場祭で上映会を設けて発表する、というのが主な活動です。1999年に結成されたまだ新しいサークルで、今年ちょうど10周年を迎えました。普段の活動としては、毎週土曜か日曜に定例会を設けて今後の活動について話し合ったりしています。主に2年生が中心で、駒場のコミプラなどでよく活動しています。

五月祭の上映会の概要を教えて下さい。

伝統的に「挑戦的映画劇場」というタイトルで、主に新学期から撮り始めた作品の上映会となっています。なるべく多くの方に作ったものを見てもらいたいというコンセプトでやっています。新入生の監督映画があるというのがフレッシュなところですね。4月に入ってきた新入生に監督してもらって映画を撮るというのが恒例で、2年生を中心に先輩が指導しながら制作します。新歓活動の一環という意味も込めて、脚本も新入生が担当し、映画制作に触れてもらおうということになっています。その成果として、新入生がどのような映画を作ったかということを発表する場でもあるんです。

もう一つ、エコCMというものも作っています。スピカはエコ企画に登録されていて、映画本編の間に15秒ほどの環境保護を訴える映像を流し、観客にエコを呼びかけるという活動もしています。

映画制作スピカ1895

今回の上映会の見どころはどんなところでしょうか。

一つは、先ほども言いましたが、新入生が中心となって制作した映画です。10分程度の作品で、今年は4本あります。いろいろと未熟なところもありますけれども、入っていきなり「撮れ!」と言われて一体どういうものを撮るのか、という面白味、新鮮さがあります。

もう一つは、今は4年生になっている前々代表・副代表の方が、2年ぶりに制作を行った作品があります。かなり気合が入った、入魂の作品になっていて、これは見どころといえると思います。

準備段階で苦労した点はありますか?

2年生なので、新入生が映画を作るにあたっていろいろ指導しなければならないのですが、急ピッチで撮影から編集までこなさなければならないのが大変でしたね。本番に間に合わせるために新入生と徹夜することもありました。

そんな中でもこだわった点は?

映画とはコミュニケーションだと思っているので、見て下さった方がどう思ったか、こちらの考えていたことが伝わっているか、といったことを知るために、アンケートの形で感想を書いてもらって、コミュニケーションを図っています。

映画制作スピカ1895
編集作業の様子

あとは、上映会の環境向上のために、去年から本格的なステージ用スピーカーを導入しました。今までは教室備え付けのスピーカーを使っていたので、音響に関してはそれでかなり改善されたと思います。また上映会場は暗幕を張っていて暗いので、誘導のために机や椅子に蛍光テープを貼るなど、設備にも気を配っています。先ほどのアンケートでは、上映会の改善すべき点なども伺っています。

企画にかける意気込みをどうぞ。

志村 代表としてサークルを運営していく上で、この五月祭というのは大きなターニングポイントになると思います。より良い作品を上映会に来て下さった方に見てもらうためにも、メンバーと話し合いを重ね、これを機会にサークルを盛り上げていきたいです。

小川 僕の場合、駒場祭のときも上映会の担当で、2回連続の担当ということになるのですが、やはり前回よりも今回のほうがいい上映会になるように、1回1回上映会の質を上げていけるようにしたいです。

最後に、来場者に向けてメッセージをお願いします。

学生映画をあまり見たことがない方もいらっしゃると思うのですが、少しでもどんなものかと興味がありましたら、ぜひ気軽に足を運んで下さい。一生懸命作ってきたものですので、ぜひ見ていただけたらいいなと思います。


時間:30日(土)9:00~18:00 31日(日)9:00~18:00
場所:法文一号館1階 文113教室

掲載日:
担当: ,