委員長インタビュー

今年で84回目を迎える五月祭。この五月祭を運営しているのが五月祭常任委員会である。その仕事や今年の五月祭の見どころについて、委員長である沼田裕璃さんにお話を伺った。


五月祭常任委員会の仕事について教えてください。

五月祭常任委員会には大きく分けて3つの仕事があります。1つ目は、大学やレンタル業者など外部の関係主体と、参加企画の方々を仲介する仕事です。例えば、大学側から教室などの場所をお借りして、参加企画に割り振ることなどですね。2つ目は、五月祭の広報活動、例えば五月祭公式ホームページやtwitter上での企画の紹介です。3つ目は委員会企画の主催ですね。一般の団体でやらないようなイベントを五月祭常任委員会が毎年企画して開催しています。その他にも五月祭で扱うお金の管理、委員会のコンピュータのシステムを担う仕事などがあります。

委員会の仕事をする上での苦労を教えてください。

五月祭常任委員会は2年生から4年生の60名近くの東大生で構成されているのですが、拠点が駒場と本郷とに分かれているので情報のやり取りが難しかったですね。また、今年は震災の影響で、西日本に帰省していた委員が多かったり、経済学部と工学部の授業開始が5月になったりで集まるのが難しくなったといった問題も出てきました。執行代を務めている4年生は、就職活動や院試の準備もあったので大変でしたね。

委員会の仕事のやりがいを教えてください。

五月祭は毎年たくさんのお客様が来られて、一年の中で一番キャンパスが活気づくときですので、それを見ているときはやりがいを感じますね。また、五月祭常任委員会の中では五月祭の公開時期の前後も五月祭の一部だという感じがあって、1週間前には駒場から資材を本郷キャンパスへ運びますし、五月祭最終日の2日目は、企画が終了したあと、清掃チェックをして、立て看板や資材などの撤収作業をして、懐中電灯で暗い中を照らしながらゴミ拾いをして、といった仕事があり、翌日の朝に資材回収をして、ようやく五月祭が終わります。こういう風に、最初から最後まで五月祭に見ていられるというのはやっぱりやりがいを感じます。

五月祭のテーマについて教えてください。

今年の五月祭のテーマは、「東大に、出会う夏」です。これは、五月祭にお客様として来られる方はもちろん、五月祭に企画を出す側の方にも、五月祭に関わる人全てが新しい東大に出会ってほしい、との意味でつけました。クラスで模擬店を出す新入生であれば、初めて本郷キャンパスに滞在することになりますし、自分のサークル以外あまり知らないという人も、他のサークルの活動を知ることができます。また、五月祭では駒場祭に比べて学部・学科単位の発表が多いので、学問に勤しむ学生の様子を感じてもらえます。五月祭では東大の中の色んなパワーが結集するので、東大内部の方にも外部の方にも、それを感じていただけたらいいな、と思います。

五月祭の見どころについて教えてください。

全般的には、学生の普段のサークル活動の延長をまとめて見られること、学部・学科の活動の様子を見られることですね。個々の企画としては、今年は東日本大震災が起こったことを踏まえて、東大ができることというのは知の還元だと思いますので、東大の教授の皆さんに震災に関連したテーマで講演をしていただく東日本大震災特別講座、というものがあります。他には、例年あまり焦点が当たっていない農学部、弥生キャンパスにスポットを当てようということで、農学部ふれあい体験企画「東大ヤヨイーランド」という、生物に関連した企画などを集めた企画があります。

めいちゃん
©五月祭常任委員会

五月祭のマスコットキャラクターは毎年変わりますが、今年のキャラクターは?

羊の女の子の「めい」ちゃんです。羊なのでさみしがりやで、人がいっぱい来るところが好きなので、五月祭をすごく楽しみにしています。

五月祭への意気込みを教えてください。

個人的には、1年生のときから駒場祭も含めて東大の学園祭に携わってきて、今年が集大成ということで、悔いのないよう、今までやり残したことや、変えた方が良いと思うことには全て手をつけよう、と思います。

今年の五月祭常任委員会としては、震災後、これからの日本を担っていく学生たちが、まず目の前のことに向かって委員会も、企画の方も、一生懸命に取り組んでいる姿を世間の方々に見てもらいたくて、委員会としては、それをいかに伝えるかということに焦点を当てていきたいと思っています。また、例年のことですが、企画の方に迷惑をおかけしないよう、改善できるところは改善して、来場者の方の利便性ももっと向上させていきたい、と思っています。

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