熱中講義(小宮山先生)

熱中講義(小宮山先生)

法文1号館法・25番教室ではUT-Festival主催の熱中講義「知識の構造化~資源自給社会を考える」が行われていました。講義を担当したのは東京大学前総長で現三菱総合研究所理事長の小宮山宏教授です。人工物の飽和、グリーンイノベーション、シルバーイノベーションをキーワードに時に熱く、時におもしろおかしく語っていました。

小宮山先生はまず自動車とセメントを例に先進国ではすでにこれらが飽和しており、中国でも近いうちに飽和するだろうということを指摘したうえで、人工物が飽和していく中においては需要を作っていく創造型需要が重要であると述べました。そしてその創造型需要の例として環境問題を考えたグリーン産業と高齢者に住みやすい生活を提供するシルバー産業を挙げました。

熱中講義(小宮山先生)

グリーン産業については省エネは家庭で行えばまだまだ行えること、省エネは回収できる投資であることを具体例を挙げて解説しました。そして日本は公害の克服とエネルギー危機の克服という2つの偉業を成し遂げているのでそれらを活かすべきだと述べました。シルバー産業については、これから需要が生まれる産業だとしつつも比較的若くに体調が悪くなり長期介護が必要になる高齢者が少なくなく、そうした人たちを少なくすることが重要だと指摘しました。

講演の後の質疑応答も活発に行われ、あっという間の講演でした。