法学部(オープンキャンパス2012)

法学部

法学部生のメッカとも言うべき法文一号館25番教室では、未来の法学部生に向けた法学・政治学の模擬講義が行なわれました。

法学の講義は、沖野眞己教授による「成年年齢について」というものでした。沖野教授は民法・信託法・消費者法などの専門家で、駒場キャンパスでは「民法第一部」の講義を担当されています。今回の模擬講義では、未成年・親権・成年後見といった身近な概念を民法の条文に即して詳細に解説した上で、近年話題となっている成年年齢引き下げについて、立法論の観点からその意義と問題点を論じられていました。教卓の上の六法を随時参照しながら滔々と話す教授の姿は、法学を志す高校生に大変印象的だったことでしょう。

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次いで、ヨーロッパ政治史専門の中山洋平教授から「『利益誘導』を巡る比較政治」という題目で講義が行なわれました。比較政治とは、外国の政治の研究を通じて日本の政治のありようを解明することを目指す学問です。講義では、日本における利益誘導に対してマスコミや学者が試みてきた様々な解釈が、フランスでの利益誘導との比較によって次々と打ち砕かれていく過程が紹介されました。教授は最後に「このような形で既存のアイディアを壊して『新しい知』を生みだすことを期待します」と述べられ、政治学の枠にとどまらない学問全般に対する示唆で模擬講義は終わりました。