薬学部(オープンキャンパス2012)

薬学部

薬学部のオープンキャンパスは学部長挨拶、研究室見学、進学相談会の3つから構成されていて、筆者は研究室見学に同行させていただきました。研究室見学は申込み制で3つの時間帯に分かれていましたが、どれも受付開始後すぐに定員になり受付を終了していました。1回の時間帯に5つの班が回ります。1班につき参加する高校生は12人で、薬学部の学生の方が1人ついて研究室までの移動の際に案内をしてくださいました。

薬学部

同行させていただいた班では最初に研究室は衛生化学研究室を訪れました。この研究室のテーマは脂質の機能を明らかにすることです。脂質は炎症や動脈硬化、メタボリックシンドロームに大きく関わるものであり、その脂質を調べることで生命現象・病気の理解という創薬のステップの一つを担います。研究内容の説明に加え研究室での生活、研究の楽しさを説明された後、研究室内を見て回りました。高校にはない大学ならではの機械や器具に高校生は興味津々でした。その後線虫というマウスと同様に研究に使う生物を実際に顕微鏡で見る体験をしました。正常な線虫はサインカーブを描きながら動くのに対し、異常な線虫はぐるぐると回ります。最後に高校生の質問の時間が設けられました。見学中に説明された内容について質問する人もいれば前期教養学部での生活について聞く人もいて、少人数の班ならではの交流の時間となりました。

次に訪れたのは臨床薬学研究室でした。この研究室ではアルツハイマー病やパーキンソン病について研究をしています。病気の研究には2つのアプローチがあり、一つは普通に生きるとは何か、正常とは何かという側面から病気を研究していくというもので、もう一つは病気の人は正常な人と何が違うか、異常とは何かという側面から病気を研究していくというものです。この研究室では後者の方法をとっていて、その例として正常な人の脳とアルツハイマー病の人の脳の画像を比べて、何が違うかということを説明していただきました。最初に訪れた研究室と同様に研究室での生活も説明していただき、研究室内を回りました。また研究に使うショウジョウバエや大腸菌の入った容器を見せていただきました。実際に研究室を見て教授や学部生と話をして、高校生にとって良い刺激になったのではないでしょうか。