東大セルフ・インベストメント 特別プログラム

東大セルフ・インベストメント 特別プログラム

東大セルフ・インベストメント インタラクティブ・特別プログラム「これからの働き方をデザインする」を取材しました。この企画は東大セルフ・インベストメント実行委員会によって運営されており、法文1号館の27番教室で行われたイベントには数十人の卒業生が集まり、学生も参加していました。

第1部は、東京大学社会科学研究所の大湾秀雄教授より「これからの働き方を考える」と題してプレゼンテーションがあり、その中でスタンフォード大学のKrumboltz博士の提唱する「計画された偶然性の理論」”Planned Happenstance”についてのお話がありました。これは、どのようなキャリア機会が訪れるかは予測できないため、人々はキャリアにおけるチャンスを増やし、認識し、それをキャリア形成に活かせるようにするべきだという考え方です。先生ご自身のキャリアにおける“Planned Happenstance”に関するお話やキャリアやスキルに関する学術的な面からのお話があり、キャリアを客観的かつ前向きに考えるヒントが多く提示されました。

東大セルフ・インベストメント 特別プログラム

続いて、インスパイア代表の河田卓氏によるプレゼンテーションがあり、企業からの米国留学のご経験、転職後のコンサルティング会社での厳しい業務、ご家族を支えるために仕事をセーブした時期のお話、尊敬する人との出会い、多国籍チームを率いるおもしろさや大変さなど、さまざまな場面で活躍されてきた経験からの貴重なお話がありました。キャリアにおいて仕事が持つ意味ははじめからわかっているわけではなく、やっているうちにわかってくるもので、興味を持ってできることをやっていくのがよいというメッセージがありました。ご自身は脳科学に強い興味をお持ちで、それを今後研究し組織開発につなげていきたいというお話がありました。

また、イベントの中で4人グル―プでのワークショップの時間が設けられており、筆者も参加させていただくことができました。すなわち自分の今までのキャリアや選択に影響を与えた出来事を挙げ、チームで話し合いながらそれが自分独自のものなのか、それとも他の人にも共通することなのかを見ていきました。そのあとの発表では、非自発的な要因に影響されて選択したという経験がある人が多いと述べられ、それをいかに自分の中で意味づけし、納得して前向きに受け入れるかがポイントであるということが導かれてきました。後半には、これからの自分の働き方をどうデザインするかというテーマでもディスカッションが行われました。

東大セルフ・インベストメント 特別プログラム

お二方のプレゼンテーションとパネルディスカッション、そしてワークショップを通して、まさにこれからのキャリアや働き方を前向きに考えることができる企画でした。