平成22年度秋季学位授与式・卒業式

あいにくの雨模様の中、安田講堂にはガウンをまとった修了生や卒業生、保護者などが数百人集まりました。この日に大学院を修了した院生は修士課程147名、博士課程221名、専門職学位課程7名の合計375名で、大学を卒業した学部生は41名でした。

秋季卒業式の模様
秋季卒業式の模様
秋季卒業式の模様
秋季卒業式の模様

まだ暗い会場に、英語と日本語で諸注意のアナウンスが流れました。午前10時になると正面の照明が点灯し、東京大学音楽部管弦楽団によるヘンデル作曲「王宮の花火の音楽」より「序曲」の演奏で式典が始まりました。そして、ガウンをまとった総長や副学長、各研究科長らが登壇し、開式が宣言されました。

続く学位記授与では、各大学院研究科修了者の代表が順番に壇上に上がります。総長が学位記を日本語で読み上げて代表の者に授与されると、会場からは温かい拍手が送られました。

秋季卒業式の模様
秋季卒業式の模様
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この式典の進行と同様に、総長の告辞も英語でなされました。総長は、お祝いの言葉と秋に式典を行うに至った経緯、英語で告辞する理由を述べた後、国際化をキーワードとして多様性と創造を強調しながら展開されました。総長の推進する国際化の取り組みは、単なる言語的な能力や新しい知識の獲得以上に、新しい知識の創造を目指したもので、異なる価値、発想、生活習慣や社会の仕組みといった多様性と格闘することを通じてたくましさが培われます。学位を受け取るこの機会に、多様性に向き合うことの徳性を再確認しながら、次の時代を担うリーダーとしての第一歩を踏み出してもらいたいと期待を込めたメッセージを送りました。

続いて、総代としてエレナ・ワホスンテキさんが答辞を述べました。この式という場にいられることがとても誇りであり、幸せで興奮しているけれども、それは自分たちの力だけではないとして、これまで関わった人々への感謝の意を表しました。最後には一緒に修了・卒業する出席者に対し、将来様々な分野での活躍を願っていると述べて、答辞を締めくくりました。

秋季卒業式の模様
秋季卒業式の模様
秋季卒業式の模様
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その後、東京大学音楽部コールアカデミーと東京大学音楽部女声合唱団コーロレティツィアによる「大空と」の披露と、出席者全員での「ただ一つ」の合唱が行われた後、閉式となりました。式が行われた安田講堂ホールは終了後も開放され、出席者は友人と談笑しながら修了・卒業した実感を改めてかみしめているようでした。また、会場の外では傘を差しながらカメラのシャッターを切る父兄の姿も見られました。


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