平成28年度入学式

東京大学記念日である4月12日、日本武道館にて平成28年度春季入学式が開催されました。日本武道館を取り囲む北の丸公園の八重桜が咲く姿は、まるで新入生を歓迎しているかのように美しいものでした。

会場外

会場では、式の前に東京大学音楽部管弦楽団による「ニュルンベルクのマイスタージンガー前奏曲」の演奏がありました。そして総長をはじめ、来賓、学部長、研究科長の方々が登壇され、会場は厳かな雰囲気になっていきました。

開式が近づく時間になると、運動会応援部による熱いパフォーマンスの中、新入生らが続々と入場してきました。続いて音楽部管弦楽団により「ニュルンベルクのマイスタージンガー前奏曲」が演奏され、会場のざわつきも小さくなっていきます。

五神真総長をはじめとする来賓・役員・部局長がアカデミックガウンを着て登壇します。特に、昨年ノーベル物理学賞を受賞したばかりの梶田隆章宇宙線研究所長の紹介の際には、来場者から感嘆の声が漏れていました。

そしていよいよ開式を迎えます。東京大学運動会歌「大空と」を男声合唱団コールアカデミー・女声合唱団コール・レティツィアが高らかに歌い上げました。

まずは五神総長から式辞が贈られます。「東日本大震災から丸5年を迎えた今も、復興は道半ばであり、新入生にも復興支援の輪に加わってほしい。」

「『知のプロフェッショナル』となるために、『自ら原理に立ち戻って考える力』・『忍耐強く考え続ける力』・『自ら新しい発想を生み出す力』の三つの基礎力を養ってほしい。」

「教養学部での学びや友人との交流の中で、地球規模の問題を解決していくうえで求められる『自己を相対化する視野』を獲得できるだろう。」

「新聞記事の見出しだけでなく本文もきちんと読み、かつ海外メディアの報道にも目を通し、今から国際的な視野を日常的に持つ習慣を身に着けてほしい。」

そして、「食生活や運動習慣に気を配りながら『知のプロフェッショナル』として新入生が成長するのを楽しみにしている」との内容で締めくくられました。

次に小川桂一郎教養学部長からの式辞が贈られました。先生自らの体験も交えながら、授業や課外活動にて自ら直接体験する「生の体験」の大切さを強調されました。

続いて梶田宇宙線研究所長による祝辞では、ニュートリノ振動の観測研究を踏まえ、「『議論し、協力しながら問題の解決を図る力』に加えて、『問題や課題を見つける力』も身に着けることを意識してほしい」との内容が述べられました。

そして入学生総代の文科二類森迪也さんが「学業面以外でも成熟した人になり、現代社会でリーダーシップをとっていく」という内容の宣誓を行いました。

最後に東京大学の応援歌「ただ一つ」を会場全体で合唱し、応援部からエールが送られたのち閉式となりました。

今年度の新入生が「東大生」として成長していくための道しるべとなるような、充実した入学式でした。


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