ハチ公と上野英三郎

弥生キャンパスの農学部正門を入ってすぐ左に「ハチ公と上野英三郎博士像」があります。

ハチ公の飼い主であった上野英三郎博士は、農業土木学者であり旧東京帝国大学農学部の教授でした。犬好きだった上野博士は1924年、念願だった秋田犬を購入し、ハチと名付けて大変かわいがっていました。しかし翌年、上野博士は大学で講義中に脳溢血で倒れ急逝してしまいます。飼い主が帰ってこないと思ったハチは、上野博士が長期出張から帰ってくる際にいつも利用していた渋谷駅で、来る日も来る日も博士の帰りを待ちます。それはハチが死ぬまで、およそ10年間にも及びました。これらの出来事は、人と動物の深い愛情の交流を如実に示していると言えます。

像を作ろうと提案したのは、動物と人の関係について研究している一ノ瀬正樹教授(文学部・人文社会系研究科)です。「人と動物の相互敬愛の象徴」となることを願って、ハチ公没後80年にあたる2015年3月8日に建てられました。

ちなみに農学部正門を入って右すぐの農学部資料館には、ハチ公の臓器や上野博士の胸像が展示されています。また、ハチ公の像は、渋谷駅前にある有名な像の他にも、ハチの生誕地である秋田県大館市や、上野博士の出身地である三重県津市にもあります。

リンク

東大ハチ公物語(ハチ公と上野英三郎博士の像を東大に作る会)

掲載日:
担当: ,