ヤンソン

弥生キャンパスの大学院農学生命科学研究科附属動物医療センターの前に、ヨハネス・ルードヴィヒ・ヤンソンの胸像があります。

ヤンソンは明治時代に来日したいわゆるお雇い外国人の一人で、日本の獣医学の発展に大きく貢献しました。彼は1880年に来日し、駒場農学校(現在の東京大学農学部の前身)に獣医学の教師として着任しました。同年には、日本で初めての動物病院として、動物医療センターの前身にあたる家畜病院も開設されました。家畜病院ではヤンソンの主導による臨床研究が多く行われ、多大な功績を残しました。さらに、ヤンソンは当時開講された獣医学の講義を全て担当しました。

駒場農学校が東京農林学校、東京帝国大学農科大学と変遷する中、ヤンソンは1902年まで獣医学を教え続け、退職後は名誉教授の称号を受けました。この胸像はその時に建てられたものです。1935年に東京帝国大学農学部(当時)が駒場から現在の弥生キャンパスに移動する際はヤンソンの胸像も移動し、当初は農学部3号館の内部に置かれました。その後、2014年にヤンソンの没後100年を記念して胸像の修復が行われ、同時に胸像は現在の位置に移設されました。

参考文献

木下直之、岸田省吾、大場秀章『東京大学本郷キャンパス案内』(東京大学出版会、2005年)

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