科類ごとの違い

多くの大学では学部学科ごとに入学者を募集しますが、東大では文科一類から理科三類までの6つの科類が募集の単位となります。これらの科類の間ではカリキュラムや進級の要件などが一部異なるのですが、最大の違いは、3年生以降に進学しやすい学部が異なるということでしょう。

文一・文二・文三の違い

文科一類(文一)

主に法学部に進学したい人が所属する科類です。カリキュラムは文二とあまり差がなく、法学や政治学の科目が課される程度です。

文科二類(文二)

主に経済学部に進学したい人が所属する科類です。カリキュラムは文一とあまり差がなく、経済学や数学の科目が課される程度です。

文科三類(文三)

主に文学部や教育学部、教養学部に進学したい人が所属する科類です。言語・思想・歴史を中心に学びます。文一・文二に比べ人文科学寄りの科類となっています。


理一・理二・理三の違い

理科一類(理一)

主に工学部、理学部(数理・物理・化学系の学科)に進学したい人が所属する科類です。数学・物理学・化学を中心に学びます。理二との違いは、理一が理二と比べ、やや物理寄り(※1)なところでしょうか。

理科二類(理二)

主に農学部、薬学部、理学部や工学部の生物・化学系の学科に進学したい人が所属する科類です。生物学・化学・物理学を中心に学びます。理一との違いは、理二が理一と比べ、やや生物寄り(※1)なところでしょうか。

理科三類(理三)

主に医学部医学科に進学したい人が所属する科類です。生物学・化学・物理学を中心に学びます。カリキュラムは理二のカリキュラムにただ一科目医学科進学者向けの講義が加わるだけで、それ以外はすべて同じです。


(※1)例えば進振り(※2)の定員数を見ると、工学部や理学部の物理系の学科は定員の大半を理一が占め、その一方で農学部や理学部の生物系の学科は定員のほとんどを理二が占めています。化学系の学科は工学部に関しては定員のほとんどが理一ですが、理学部に関しては理一・理二共に枠が設けられており、進振りの難易度はほぼ同じくらいとなっています。

(※2)進振り:進学振分け制度のことです。東大に入学して1年半後に、学生の志望と成績に基いて3年生以降に所属する学部学科を決める制度で、科類ごとに各学部学科への定員が異なります。各学部学科の定員は、東京大学教養学部の「進学振分け」ページ内、「進学振分け準則・進学者受入予定表等」で確認できます。ただしここに掲載されている定員数は、あくまでもその年度の定員数であり、今後変更される可能性もあります。


参考リンク

掲載日: 2013年1月21日 更新日: 2013年1月21日
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