武田先端知ビル


2003年12月に完成した武田先端知ビル。寄付者武田郁夫氏の名前が付けられていますが、寄付者個人の名が建物名称に取り入れられたのは東大では初めてのことです。5階には講演会、シンポジウムに利用される「武田ホール」があり、浅野キャンパスの新しい顔となっています。


武田先端知ビルはタケダ理研工業株式会社(現・株式会社アドバンテスト)の創業者である武田郁夫氏の寄付により建設されました。「経済活動で得た富を生活者のための研究活動へ還元し、より豊かな社会を創りたい」という同氏の意向に添い、東京大学では「人類のための工学知を創成する大学と社会の強調連携拠点」として位置づけられています。

本郷キャンパスの安田講堂も寄付者安田善次郎氏の名前が付いていますが、これは通称であり、正式名称は「大講堂」です。そのため、武田先端知ビルは東京大学の建物の中で、寄付者個人の名が建物名称に取り入れられた最初の例となりました。

欧米、特にアメリカの大学では、建物に寄付者個人の名前が付けられているものが数多くあります。日本にはこのような例はまだ少ないですが、近い将来、個人の名前を冠した建物がたくさん登場するのかもしれません。

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