合格体験談(理科一類・浪人・男性)

受験勉強前の話

―現役と浪人どちらですか?

現役では14点及ばず、一浪でなんとか合格しました。

―受験科類、(センター理社含め)受験科目はどうやって決めましたか?

文理選択を決めたのは高校2年生の時です。個人的な興味は文系の方にあったのですが、東大文系は社会が2科目必要ですよね。僕は社会が日本史以外は全く駄目だったので、社会がセンターの1科目で済む理系を選んだのが最初です。

そんな感じで社会は日本史一択でした。大好きだったので暗記量で泣いたことはありませんが、選択者が少なくて孤独で泣いたことならあります。一方理科は無難に物理と化学にしました。そして理系科目を勉強するうちに工学部系の方に興味が出てきて、理科一類を受験しました。

―東大を受験した理由は何でしたか?

周囲に東大受験する友人が多かったのが結局のところ一番の理由です。他には、どうせ目指すなら一番難しい大学にしようという思いもありました。優柔不断な僕には進振り制度も魅力的でした。

受験勉強の話

―受験勉強をいつ始めましたか?

高校3年生の夏前まで学校行事で忙しかったので、それが終わった6月くらいからですかね。結局間に合わなかったんですが(笑)。

―1日に何時間ぐらい勉強していましたか?

現役の時はちょっと覚えていませんが、自分が天才肌ではないという自覚はあったので浪人の時は平均して12、3時間くらいはやってましたかね。直前期はもう少しやっていたかもしれません。

―部活をいつまでやっていましたか、またそれは受験に影響したと思いますか?

柔道をやっていましたが、高校2年生の秋で引退でした。当時はあまり勉強していなかったので影響は皆無だと思います。

―苦手科目をどう勉強しましたか?

「苦手だから……」という言い訳をしたくなかったので、成績がまずいな、と思ったら本当にそれだけを集中的にやって無理矢理に量的な自信をつけていました。それが苦手科目克服と言えるかといえば疑問符がつきますが、おかげで苦手科目どころか得意科目すらなくなりました。

―気を付けていたことを教えて下さい(勉強に限らず)。

例によって浪人時の話になりますが、易きに流れそうになったときは「落ちるぞ」と自己暗示してました。今思うと異常な精神状態だったと思いますが、受験生としてはそんなに間違っていないかと思いますね。だって合格するには勉強するしかなかったから。

―センターまではどう勉強していましたか?

センター日本史は息抜きも兼ねて、予備校の昼休みに1年分解く感じで11月頃から始めました。他にはそれといった対策はせず、12月の中旬以降からセンターに絞って過去問、予想問題集を敵のようにやりこみましたね。

―センターから二次試験までの勉強について教えて下さい。

センター前までには、というよりも12月の中旬までには一通りの確認を終えていたので、とにかく問題をこなしました。1日で国語→数学→理科→英語の順で予想問題を解いて、解き直しをするだけの毎日でした。過去問は現役時と12月までの勉強で一周はしていて、あえて2周目をすることはありませんでしたね。ただ、最新年度は愛しさのあまり3回ほど解き直しましたが。

―東大以外に併願校はありましたか?

私立は現役時は早稲田大学(基幹理工学部)、浪人時は東京理科大学(工学部機械工学科)・早稲田大学(基幹理工学部)・慶應義塾大学(理工学部学門4)を受けて、ありがたいことに全て合格を頂きました。

後期は2年とも東大に出願して、現役の時は足切りをくらいました、残念。

―試験前日はどう過ごしましたか?

試験の前々日で立ててた予定を消化し切り、予想問題も底を尽きたので手持ち無沙汰気味に1年間で解いたプリントとか使用済み解答用紙とかを眺めてぼんやりしてましたね。前日に化学を勉強して落ちた去年の二の舞を踏まないよう、物理をちょっと解いたくらいですか。

あとは去年見事に受かった親友連中からの励ましのメールに冗談抜きで涙を流したなんて恥ずかしくて言えませんね。

受験当日の話

―試験当日の様子と心情について教えて下さい。

正門の列に並んでる時の高揚感は2年目でも衰えないネ、なんてぼやーっとしてました。

「緊張するな」と考えると逆に緊張してしまう質の人間なので「まあやることないなら緊張でもしてれば?」くらいのスタンスで構えて、案の定緊張しながら開門を待っていました。

―試験当日の休み時間の過ごし方について教えて下さい。

基本的に席でじっとしてました。予備校の担任の書いたメッセージで目頭熱くしたり、去年自分が座ってた席を眺めたり(同じ教室でした)、あとは受験のしおりを何周もしたり……。教材系は不安になるので初日の朝の古文単語帳以外はお世話になりませんでした。リスニングは音楽プレーヤーの充電を忘れました。落ちたかと思いました。

―終わった後の心情をどうぞ。

「受かったな」

去年と同じでした……。

―合格発表の日、どうでしたか?

泣きました。それだけです。

受験生に一言

東大だって受かるようできている。僕には一年間、いや二年間それが信じられなかった。正直合格発表の日に本郷三丁目駅から向かう時も、自分の30分後の未来すら想像だに出来なかった。

自分を正当化するわけじゃないですが、不安を原動力にしてビクビクしながら勉強して、そして合格したけど信じられないっていうのもいいんじゃないかと思っています。巷に溢れているような輝かしい合格体験談だけが全てじゃない。

結局のところ合格へは一本道です。余計なことは考えず、願わくは入試本番の出来以外に後悔することがきっとないように。そうしたら案外うまくいっちゃうものなんです。

なるようになります、あんまり受験を怖がらなくても大丈夫ですよ。


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