合格体験談(理科一類・現役・男性)

受験勉強前の話

―現役と浪人どちらですか?

現役です。

―受験科類、(センター理社含め)受験科目はどうやって決めましたか?

進路についてはあまり明確に決まっていなかったのですが、ひとまず大所帯に入っておけば無難であろう、ということで理科一類を受験しました。文転は理転に比べると比較的容易だ、という話を聞いていたのも理由の一つです。

理科については、少々事情が複雑です。当初は何も考えずに物理と化学で受験するつもりだったのですが、物理がさっぱり分からなかったため、生物に逃げることにしました。しかも、生物の勉強を始めてみるとこれが思った以上に面白かったのです。しかし、高校でのOBとの交流会で「工学系に進むならば高校から物理をやっておくべきだ」という話を聞いたため、色々悩んだ挙句、物理と生物の組み合わせで受験することに決めました。

センター試験の社会は、純粋に好きだったので地理を選択しました。こちらについては迷う余地はありませんでした。

―数ある大学から、なぜ東大を選んだのですか?

将来の進路を決めかねていた私にとって、東大の前期教養課程は魅力的でした。東大に入学して、色々な分野について学んだり情報を集めたりする時間が1年半も与えられるのは素晴らしいことです。

もっとも、周りの多くの人が東大(あるいは医学部)を受験するので、その雰囲気に押されたという部分も否定できませんが。

受験勉強の話

―受験勉強をいつ始めましたか?

本格的に受験を意識し始めたのは、高2の11月頃からです。

―1日に何時間ぐらい勉強していましたか?

日によります。直前期ですらほとんど勉強しなかった日もありますし、10時間くらい勉強した日もあります。

―部活をいつまでやっていましたか、またそれは受験に影響したと思いますか?

部活はやっていませんでしたが、学校行事には高3の10月末まで全力投球していました。そのため、10月は1ヵ月間ほとんど勉強できませんでしたが、その分、夏休み中や11月以降の集中力が高まったので、さほど影響はなかったと思います。

―苦手科目は何でしたか、また、その苦手科目をどう勉強しましたか?

物理が苦手でした。難しい問題に取り組んでも歯が全く立たず勉強にならないばかりか、やる気までそがれてしまうので、易し目の問題を素早く正確に解く訓練をしていました。試験の際は、易しい問題だけを短時間で解いて、得意の生物に多くの時間をつぎ込むという作戦を取っていました。

―気を付けていたことを教えて下さい(勉強に限らず)。

漫然と勉強するのではなく、「これは何を身につけるための学習なのか?」ということを常に確認するように心がけていました。例えば英語であれば、表現の習得が目的なのか、速読の練習が目的なのか、精読の練習が目的なのかによって、英文に対する接し方を変えていました。

また、解けなかった問題については、解けなかった理由を必ず確認していました。

―センターまではどう勉強していましたか?

センター試験直前期は、センター試験・二次試験いずれにも役立つような学習を心がけました。具体的には、物理の波動分野・生物の瑣末な知識の詰め込み・古文単語の暗記などがそれに当たります。

地理については、本試・追試・市販の問題集あわせて40セット程度に取り組み、知らなかった事柄をリストアップしていきました。

―センターから二次試験までの勉強について教えて下さい。

ほとんど毎日、喫茶店で友人と会って、一緒に勉強していました。過去問の答案を交換して、相手の得意科目の答案を添削するなんてこともやっていました。他の人の答案を見るのは結構勉強になります。

数学以外の過去問は概ね解いてしまっていたので、解けなかった問題の復習をしたり、予備校の模試の過去問を解いたり、他大学の英語の入試問題をネット上で拾ってきて解いたり、後期試験の英語を解いたりしていました。

―東大以外に併願校はありましたか?

前期・後期とも東大に出願しましたが、併願はしていません。物理と生物の組み合わせで受験できるのは、東大と慶應医学部くらいしかないのです。

―試験前日はどう過ごしましたか?

いつも通り、友人と一緒に勉強していました。試験前日だからと言って特別なことはせず、平常心を保つよう努めました。

受験当日の話

―試験当日の様子と心情について教えて下さい。

1日目は、外のお祭りムードに戸惑いながら入構。試験室に入ると、その大きさと雰囲気に圧倒され、一気に緊張が高まります。とはいえ、試験までにはかなり時間があるので、なんとか平常心を取り戻すことができました。

しかし、数学があまりにひどい出来だったので、泣きながら帰る羽目になりました。

気を取り直して2日目。人混みを避けて龍岡門から入構しました。理科と英語は試験時間に比して分量が多いわけですが、それが幸いして、試験中に色々悪いことを考えることもなく、平常心で試験に臨むことができました。

―試験当日の休み時間の過ごし方について教えて下さい。

外の空気を吸ってリフレッシュしてから、自席で知識を詰め込んだり、成績の良かった模試の成績票を眺めたり……といった感じでしょうか。詳しくは覚えていません。

―終わった後の心情をどうぞ。

数学で失敗しましたが、英語で取り返せたので、9割方受かっただろうという感触でした。そして、3日後に迫った卒業旅行が楽しみだなあとにんまりしながら帰りました。

―合格発表の日、どうでしたか?

本郷三丁目の駅前で、一緒に卒業旅行に行った友人に遭遇。2人で掲示板を見に行きました。

掲示板にはどちらの番号もあり、「おめでとう!」と言い合っていました。

受験生に一言

「受験勉強」というと暗いイメージが付きまとうものですが、知識が増えたこと、問題が解けるようになることに、「学ぶ喜び」のようなものを見出すことが大切です。何事も、楽しんでやるに越したことはありません。

一方、あまりに勉強ばかりやっているのも考えものです。趣味を持つなり、大学より先の進路について調べる時間を取るなりしましょう。そうすることで、勉強のモチベーションも上がるはずですし、大学入学後の生活も豊かになるはずだと思います。


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