合格体験談(理科一類・現役・男性)

受験勉強前の話

―現役と浪人どちらですか?

現役です。

―受験科類、(センター理社含め)受験科目はどうやって決めましたか?

情報系に興味があり将来理学部か工学部に進学したかったので、理科一類を選択しました。

受験科目は、暗記が苦手なので高校2年生の科目選択時に理科の中でも暗記が少なめの物理と化学を選択し、センター・二次試験ともに物理・化学で受験しました。

―東大を受験した理由は何でしたか?

北海道の高校に通っていたので、高校入学当初から北大を志望していました。しかし3年生の夏休みに担任の先生が試しに受けてみろと言うので受けた東大模試でよい成績をとったことをきっかけに、進路指導の先生が東大受験を強く勧めるようになり受験を決意しました。今となっては、心配だった一人暮らしにも慣れたし、正しい選択だったと思っています。

受験勉強の話

―受験勉強をいつ始めましたか?

授業に付随する勉強+αという意味では、3年生になった4月からです。東大に向けた勉強を始めたのは3年生の10月からです。

―1日に何時間ぐらい勉強していましたか?

3年生の9月までは1日3時間程度でした。10月からは東大受験を決意したこともあって徐々に勉強時間は増加し、12月頃からは1日のほとんど全てを勉強して過ごすようになりました。

―部活をいつまでやっていましたか、またそれは受験に影響したと思いますか?

3年の9月までやっていました。受験への悪影響はなく、むしろ良い影響があったと思います。

高校ではコンピュータ部に所属していました。コンピュータは自分の趣味でもあり、生活になくてはならないものでした。しかし受験勉強をしていてはパソコンをいじることができません。再びパソコンをいじる時間を確保するには、受かればいいのです。落ちるわけにはいきません。無意識のうちにそのような考えが働いて自分の成績に好影響を与えてくれたのだろうということを、信じて疑いません。

―苦手科目をどう勉強したましたか?

得意科目では、ひたすら過去問を解くうちに、時折現れる「知識の漏れ」がだんだん減っていくのを実感しました。

苦手科目にも同じことを期待して過去問をたくさん解きましたが、得意科目に比べると効果が薄く、苦手科目は苦手科目のまま終わってしまいました。

苦手科目は基礎知識をもっと徹底して鍛えればよかったと思っています。

―気を付けていたことを教えて下さい(勉強に限らず)。

勉強の合間にわずかでも時間を見つけて、好きなことをする時間をたまに入れるようにしていました。そうすることで前述のように、自分の好きなことに対する未練が強まり、よい方向に働きました。

―センターまではどう勉強していましたか?

センターの勉強をすると頭が「センター脳」になり、もとに戻すのに苦労するという話を聞いていました。そこで12月までは、習ったことを一通り終わらせるという目標をた立てて二次試験の勉強に集中しました。

その後約1ヶ月間でセンターの勉強をしました。主に過去問や予想問題集を解きました。

―センターから二次試験までの勉強について教えて下さい。

二次試験の勉強も、過去問や模試の問題を解くという方法は変わりませんでした。ただひとつひとつの問題を解いたり解説を見て理解するのに時間がかかり、センターの勉強よりも思うように進まず苦しみました。

結局直前まで分からない問題もあり、あまり自信がないまま試験に臨むことになりましたが、今となってはみんなそんなものなのだと思っています。

―東大以外に併願校はありましたか?

北海道に住んでいたため何度も東京と行き来できないので東京の私立や東大後期を受けられないため、東大前期以外には北大後期を併願しました。

―試験前日はどう過ごしましたか?

北海道からは飛行機で東京に来るため、この時期は雪が降ることも多く前日の飛行機ではトラブルが考えられるので、2日前の2月23日に東京入りしました。

そのため前日は1日中ホテルにこもり勉強していました。試験前日はあまり勉強しないほうがいいとも言いますが、勉強しないと不安だし、どのみち勉強しかすることがありませんでした。それでも睡眠時間は8時間ほど確保しました。

―受験時代の苦しかったこと、楽しかったことは何ですか?

苦しかったのはやはり、勉強に時間を取られて自分の好きなことが出来なかったことです。楽しかったのは、やる時間がないまま溜まったやりたいことを消化する、受験から開放された自分を想像することでした。

受験当日の話

―試験当日の様子と心情について教えて下さい。

周りを見渡すとみんな落ち着いたように見えて、楽しそうに会話している人も見られ、試験会場は落ち着いた雰囲気でした。そのような雰囲気に助けられて、自分も落ち着いて休み時間を過ごしたり試験を受けることができました。

―試験当日の休み時間の過ごし方について教えて下さい。

のんびりと参考書を眺めていました。

また、休み時間ごとのトイレは欠かせませんでした。1日目の最初のほうでは、外の仮設トイレの存在を知っているかどうかで所要時間に差が出たのが面白かったです。2日目になるとみんな知っていて差は付きませんでした。

―終わった後の心情をどうぞ。

やっと開放されたという気持ちでした。

東大の前期試験が終わった瞬間から途方も無い開放感に襲われて、その後の後期試験の勉強など手がつかず、ひたすら遊ぶ毎日でした。

―合格発表の日、どうでしたか?

北海道から日帰りで見に来ました。

自分の番号を見つけた瞬間はつい「あっ、あった!」と声を上げてしまいましたが、一瞬ののちには驚くほど冷静な自分がどこかにいて、喜んでいる自分を眺めているような感覚になりました。冷静な自分は、これでやっと何も心配事は無くなったとか、家に帰ったら何をしようとか、これで入学まで遊び放題だとかということを考えていました。このように冷静になったのは、自分の中に無意識ながらも受かる自信があったからだと思っています。

受験生に一言

自分の根本にある考え方は「やりたいことをやりたい」「遊びたい」という思いでした。東大に合格するという大きな目標が発生しても、その思いは少しも揺らぎませんでした。そして結果的にそのような思いが東大合格の手助けになったと思っています。この考え方は自分の持論のようなもので、合格発表後、高校でも同じようなことを後輩たちの前で語りました。「やりたいことをやりたい」ということは、裏返せば「勉強はしたくない」「勉強は嫌い」ということと同じです。しかしそんな思いこそ、自分を東大へと引っ張ってくれたものなのです。

東大に受かるのは、「勉強大好き!」という変な人ばかりではありません。勉強が嫌いでも、受かろうと思えば受かるものです。そこの勉強嫌いのあなたも、何も心配せず東大への道を走り続けましょう。


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