各種契約

引っ越しをするときに最も面倒な手続きの一つが、諸々の契約。
ここでは、生活に必要な各種サービスの契約について、東京都内の東大通学圏内に一人暮らしする場合を想定して解説します。

契約全般について

契約の手続きは、基本的には電話で口頭で行なうか、あるいは書類に必要事項を記入して郵送するという方法をとりますが、現在ではインターネットで申し込めるものも多々あります。
郵送やインターネットでの申し込みは期限が電話より早く設定されていることが多いので(例:使用開始日の3日前等)注意してください。どの方法で申し込むにせよ、余裕をもって、使用開始日の1週間前には済ませておきたいところです。
申し込み時にたいてい新しい住所と使用開始日が必要なので、事前に住所と引越日をメモしておきましょう。

加入の契約をした後何もしなければ、電気・ガス等の料金は、毎月や隔月などで届く請求書を持って事業所の窓口やコンビニで払わなければなりません。口座振替を利用するには別途手続きが必要です。個別の手続きの方法は下記でまとめますが、口座振替の申し込みには、一般的に通帳・届け印や本人確認書類(保険証等住所が確認できるもの。学生証だけでは不十分な場合が多いです)のほか、そのサービスの「お客さま番号」が確認できる紙(請求書・検針票等)が必要です。
また、口座振替は申し込み後に適用されるまで数ヶ月かかる場合が多いので、その間の支払いや適用開始月に注意しましょう。

寮や一部の学生マンションでは既に一括して電気・水道・ガスを契約しているところもあります。その場合は不動産会社や管理会社から事前に一言あるので、自分で契約する必要はありません。

各種契約の手続き

以下の項目に沿って、電気・水道・ガスの契約をまとめます。

  1. 契約先
  2. 契約時の申し込み方法
  3. 口座振替の申し込み方法
  4. 補足
  5. 諸注意

電話・インターネットについては各電話会社・プロバイダで異なるので、一人暮らしで契約する際の注意だけを示しておきます。

電気

  1. 東京電力
  2. 東京電力に電話、またはインターネット(引越れんらく帳)。
  3. 申込書に必要事項を記入して郵送するか、東京電力または東京電力管轄区域内の銀行・郵便局の窓口で手続きをします。
  4. 口座振替の申込書は、東京電力に電話、またはインターネット(東京電力のホームページ)で送付依頼をして入手します。
  5. 寮やマンションでは、だいたい一括して契約アンペア数が決まっていて、住んでいる部屋の契約アンペア数は、住居のブレーカーの色や数字で確認できます。例えば、赤は10A、ピンクは15A、黄色は20Aです。
    既定のアンペア数を変更する場合は、東京電力に電話して希望のアンペア数を申請しましょう。アンペア数は年単位で契約するので、年間で一番多く使う時期をもとに決めることになりますが、迷ったら東京電力のホームページで見積もりましょう。その際、コンロや給湯に電気を使うか(IHかどうか)に注意してください。

水道

  1. 23区・多摩地区(武蔵野市・昭島市・羽村市・檜原村以外)は東京都水道局
    武蔵野市・昭島市・羽村市は各市役所の水道部
  2. 東京都水道局は電話・インターネット(東京都水道局ホームページ、引越れんらく帳)で申し込みます。
    武蔵野市役所・昭島市役所は水道部に電話、またはインターネット(引越れんらく帳)で、羽村市は水道部に電話、またはインターネット(引越れんらく帳、東京都電子自治体共同運営サービス)で申し込みます。
  3. 東京都水道局は、申込書を郵送するか、金融機関・水道局営業所・水道局サービスステーション窓口で手続きをします。
    武蔵野市は、申込書を郵送するか、金融機関窓口で手続きをします。
    昭島市は、金融機関窓口で申込書をもらって申し込みます。
    羽村市は、市役所の水道部または金融機関の窓口で申込書をもらって申し込みます。
  4. 口座振替の申込書は、ふつう入居時に新居に置いてあります。もし手元に無い場合は、東京都水道局は東京都水道局お客様センターに電話するか、インターネット(東京都水道局のホームページ)で送付を依頼します。武蔵野市は市役所水道部に電話して送付してもらいます。昭島市・羽村市は金融機関窓口で直接もらいます。
  5. 水道は、申し込みをしなくても使用できてしまいます。しかし、不正な使用は犯罪であり、また同時に前入居者との料金トラブルを引き起こす可能性もあるので、必ず申し込みをしましょう。

ガス

  1. 東京ガス
  2. 電話(東京ガスお客さまセンター)またはインターネット(東京ガスホームページ、引越れんらく帳)で申し込みます。
  3. 口座振替は、申込書を郵送するか、または金融機関窓口で申し込みます。
  4. ガスの場合、開栓(ガスが使えるようにすること)は東京ガスの担当者の方が住居を訪れて行ないます。その際、入居者の立ち会いが必要なので、その希望日時も申し込みの時に伝えます。3月は多くの人が引っ越し・新規契約を行なうので、希望の日時が埋まってしまわないように早めに申し込んでおきましょう。
    開栓立ち会い時に、担当者の方がガスの使用上の注意や料金・口座振替の案内をしてくれます。立ち会いは基本的には入居者本人が行ないますが、それが難しければ、その家で使うガス機器をその日時に用意しておけば(ふつう使うのは給湯器等備え付けのものなので必要無いですが、他に何かあれば)、担当者からの連絡事項を伝言できる代理人でも可能です。
    口座振替の申込書は、上記の立ち会い時に担当者の方が書類を置いていってくれます。もし手元に無い場合は、電話(東京ガスお客様センター)またはインターネット(東京ガスのホームページ)で申込書の送付を依頼します。
  5. 物件によっては、ガスの契約が必要無い場合があります。例えば、IHヒーターやIH給湯を使用するオール電化の部屋ではガスは不要です。ただし、もしそのような部屋の住所で東京ガスに申し込みの連絡をしてしまっても、契約は必要無い旨の連絡をもらうだけで余計にお金がかかることはありません。

電話

このコーナーの「家具について」のページに書かれているように、一人暮らしの学生では携帯電話だけを持ち、固定電話は置かない人の方が多いです。もし固定電話を置くことを考えている人は、物件によって固定電話が置けるところと置けないところがあるので、契約前に不動産会社・管理会社に確認してください。多くの場合、固定電話が置ける、すなわち電話回線が引いてある部屋は、物件情報に「固定電話設置可」と明記されています。物件によって、あらかじめ置ける電話が指定されている場合があるので、固定電話の本体を用意する際は確認しましょう。電話回線とインターネット回線は別々のものなので注意しましょう。対応していない物件の場合、下記のインターネットの場合と同様に、新しく回線を引くのは難しいようです。

もし電話を頻繁に利用する人で、希望の物件に固定電話が置けないという場合は、契約の前に自分で物件を訪れ、携帯電話の電波状況を調べておくといいかもしれません。都心の一部、特に夕方から夜にかけては、たまに混線して電話が繋がりにくくなる可能性があります。

リンク:家具について

インターネット

物件によっては既に一括で加入していて、家賃に使用料が含まれている場合があります。契約や料金については、不動産会社で契約時に確認しましょう。
建物全体で既に回線だけひいてあり、個別の契約はなされていない場合は、その通信会社に連絡して自分で加入します。
建物自体が対応していない場合は、回線でのインターネット利用は厳しいようです。その際は新たに回線工事をしなければならず、その許可を管理会社からもらう必要がありますが、賃貸物件である以上許可をもらうのは難しいです。

したがって、自宅でインターネットを使いたい人は契約の前に必ず不動産会社・管理会社に確認してください。

物件の関係で部屋に回線をひけないときは、個人で無線モバイル通信を契約すれば自宅でインターネットを利用できます。逆に言うと、既にモバイル通信を契約している場合は家で契約しなくてもいいかもしれません。
ただし、ほとんどの大学ではキャンパス内にインターネットが使えるパソコンが置いてあったり、学内無線LANが使えたりするので、自宅で絶対にインターネットが使えなければならないということはありません。

引越れんらく帳

http://www.hikkoshi-line.jp/

東京電力が運営する、引越に伴う契約についてまとめたポータルサイト。
新旧の住所を入力すると、その地域を管轄している各事業者へ、新規契約や使用開始・停止の申し込みができます。その際、複数の事業者への一括申し込みも可能です。
全ての事業者が「引越れんらく帳」からの申し込みに対応しているわけではありませんが、申し込みはできなくても、住所からその地域を管轄する事業者の連絡先を検索することができます。
扱っている業種は電気・水道・都市ガス・電話など多岐にわたり、生活に必要なサービスは全てカバーされています。

ただし、ここからの新規契約の申し込みに対応している事業者でも口座振替の申し込みはできないので、口座振替はそれぞれの事業者で指定された方法で申し込まなければなりません。


上京の心得トップへ戻る