キャンパスにいる時間(第60回調査)

大学ではこれまでの高校などとは違い、夜遅くまでキャンパスに残ることができます。遅くまで残る理由としては、研究やサークルなどがあるでしょう。このアンケートでは学生が何時までどのくらいの頻度で残っているか、休日にキャンパスにいるかについて調査されました。
まずアンケートの結果を表にしてみましょう。

時間 ~21:00 21:00台 22:00台 23:00台 24:00~
文系 4.9% 3.4%
理系 8.6% 16.1%
合計 38% 24.7% 19.5% 7.0% 10.8%

この表は学生が何時くらいまで残っているかを聞いたものです。これをみると23時以降キャンパスにいるのは文系よりも理系のほうが多いことがわかります。この差が生じている最大の原因は研究の手段や内容の違いでしょう。まず23時以降の結果に前期教養の学生(1、2年生)は含まれないと考えることができます。何故なら彼らが最も遅くまで使用できる施設である駒場図書館は夜10時に閉館してしまうからです。一方で本郷の場合は図書館以外にも夜遅くまで残ることができる場所があります。また文系の学生が理系の学生よりも勉強していないだとか、課題を速く終わらせることができるだとかいった理由でもないでしょう。そうなると原因は研究でしょう。文系の研究と理系の研究を比べると、文系の科目は比較的文献を使ったものが多く、一方で理系のほうは比較的実験が多いと思われます。文献を使うならば図書館で借りて自宅で研究をすることもできますが、実験の場合はそうはいきません。実験に使う器具の中には個人で所有することが極めて困難なものもあるでしょう。このような理由から23時以降残っているのは理系の学生のほうが多いと見ることができます。

次に夜遅くまでキャンパスに残る頻度についてのアンケート結果を見ていきましょう。

頻度 1、2回/年 1、2回/月 1、2回/週 3、4回/週 ほぼ毎日
12.1% 26.1% 33.1% 21.2% 7.4%

この表には文理別で結果が示されていませんが、ここでも文系よりも理系の学生のほうが割合は高くなっています。このアンケートは21時以降に残る頻度について尋ねているので、1、2年生も含まれます。この表を見ると週1、2回以上キャンパスに遅くまで残っている学生は60%超と、多くの学生がしばしばキャンパスに残っていることがわかります。

最後に休日にどれくらいの学生がキャンパスにいるかですが、76.7%の学生がキャンパスにいるという結果が出ています。しかし上のものとは異なり、文理に有意義な差はありませんでした。

参考