進学(第60回調査)

東大の代名詞とも言える「進学振分け」制度。それに関するアンケート結果を見てみましょう。

まず、「入学する時に進学する学部あるいは学科等を決めていましたか。」に対し、「学科等まで決めていた」が24.2%、「学部のみ決めていた」が32.5%、「決めていなかった」が43.3%とあります。個人的な感想としては、学科まで決めている人が思っていたよりも多いですね。進学振分けで分けられる学科等は全部で100弱もありますが(2013年度進学振分け時点)、それから1つを選び抜くのは大変なことです。私は曖昧に学部だけを決めて入学しましたから、目標となる学部・学科を決めていた人を羨ましく思います。

そして「進学の決定は希望通りでしたか。」に対しては、「希望通り決定した」が79.5%、「ほぼ希望通り内定した」が14.9%とほとんどの人が希望通りに進学が決まっているようです。

さらに「現在在籍している学部・学科等(科類)に満足していますか。」には「満足している」が34.1%、「まあ満足している」が42.6%と7割以上の人が満足しているようです。

2年生にもなると周囲の友達も徐々に志望先を決めてくるものですが、その7割が第一段階で内定(第一段階では、ひとつの学部もしくは学科のみを選択する)することを考えれば妥当な結果でしょうか。ある意味でもっとも東大生を悩ませ、時折「点取りゲーム」とも揶揄される進振り制度ですが、それがちゃんと支持されているのはこうした結果が伴っているからでしょう。

「進学振分け制度についてどのように考えていますか。」では、「特に考えていることはない」が24.0%、「現行のままでいい」が39.9%と、大きくまとめて現状維持派が約64%と少々低め。対して「入試時にもう少し細かく進路を決める制度の方がよい」が14.3%、「点数以外の振り分け基準を取り入れた方がよい」が21.8%と合計約36%が改善すべき点がある、と感じているようです。1/3ですから、決して無視できる人数ではないですよね。

以上のように、「進学振分け」という制度自体は東大生に一定以上の好意を持って受け入れられているようですが、全肯定というわけでもないようです。

参考