マユツバ。

 キツネに化かされそうなときに眉にツバをつけるのは、キツネに眉毛の数を読まれないようにするためらしい。

 あるミーティングの日。いつものように活動場所に入ると、そこには1匹のキツネがいた。あまりに不審なので隣で平然とゲームをしているスタッフに聞けば、そのキツネは「着ぐるみを着た編集長」だという。確かに人間の編集長はミーティング開始まで現れず、その「編集長」の指揮の下ミーティングは淡々と終わった。

 確かにときおり編集長らしさを漂わせるその「編集長」だが、果たして本物だったのかどうかは謎のまま。あまりに平然としていた他のスタッフ含め全員化かされていた、なんてこともあり得ないではない。

 あるいは、UT-Lifeそのものが……。

※これは事実を元にしたフィクションです。