雪に思ふ、月に思ふ

雪に思ふ、月に思ふ

珍しく東京で積もった2週間前の雪もほとんどとけて、その雪解け水がたまったのか、駒場の一二郎池がこころなしか深くなったように感じます。
雪といえば、こんな歌がありますね。

冬ながら空より花の散りくるは 雲のあなたは春にやあるらむ 清原深養父 (古今和歌集)

真冬の雪の日に、しばらくすると桜舞う春が巡ってくることを思い出させてくれます。
雪を桜ではなくかき氷だと思えば、雲の向こうは夏だなと、雅とはいえない見立てをしてしまいました。

ところで、今日は満月です。

この世をばわが世とぞ思う 望月の欠けたることもなしと思へば 
と藤原道長は詠んだけれど、

世の中は空しきものとあらむとぞ この照る月は満ち欠けしける
(万葉集)と詠んだ人もいる(作者未詳)。

月を詠んだ和歌は本当に多く、月を見て思うことも人の数だけあるのだなとしみじみ感じます。

たくさん和歌を読んで、詠める人になりたい、そう思いつつ、勉強しながら朝ぼらけの有明の月を迎えたくはないので、そろそろ試験の準備をすることにします。

01月27日 22:10 by
島田佳織


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