近所に猫がいます。

とある家の前でたまに見かけます。

名前を知らないのでとりあえず「おーい、ねこー」と呼んでみると寄ってきます。

首輪を着けているので飼い猫のようです。飼い猫なので人に慣れているのでしょう。

とはいえ、初対面の猫がいきなり寄ってきてくれるわけではありません。見知らぬ猫にいきなり近づいてもすぐに逃げられてしまいます。

そういうときは、猫と微妙な距離を保ってしゃがんで視線を合わせ、「ねこかわいー」などと独り言を呟きながら猫を見つめます。

さらに、逃げられない程度に手をさしのべて様子を見ます。包丁を使う時の手の形を「猫の手」といいますが、その形を横向きに作って手を出してやると、懐いている猫ならそこに頭を擦りつけてきます。

辛抱強く続けつつ、ちょっとずつにじり寄っていくと、向こうから寄ってきたり、こちらから触ることができたりします。

ここまでいけば、猫の頭や体を撫でるなどしても逃げられません。慣れてくると目の前で寝転がってくれます。これに成功したら、満足して帰ります。

さて、東大にも猫は多く生息しているそうです。自分も、駒場キャンパスで数回猫を見たことがあります。

駒場キャンパスの猫は人の多いところに住んでいるためか警戒心が強く、手をさしのべられるほど近づく前に逃げられてしまいます。

さらに、人通りも多いのでぶつぶつと独り言を言うわけにもいかなくて、まだ触ることに成功していません。

一方、本郷キャンパスにも猫はいます。以前、夜に医学部本館の前で猫に会いました。

夜なので人通りが少なかったせいか、1メートルくらいの距離まで近づいても逃げませんでした。

上に書いた方法で10分くらい猫に近づこうとしていたのですが、さすがに警戒心が強く、触らせてくれる様子を見せません。

そうこうしている時、急に近くを自転車が通りました。

猫は相当驚いたらしく、そのとき近くにいた自分に対しては警戒心を解いてしまったようで、近くに寝転がって触らせてくれました。

しかし、他に人が近くを通りかかると起き上がって警戒する様子を見せるのです。

なんという優越感。

大いに満足した自分は、しばらく猫を触ったり写真を撮ったりした後に帰りました。

08月10日 12:59 by
鈴木僚太


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