好奇心

本郷キャンパスの近くに引越してからもう4ヶ月が経ったそうです。なぜか生活全般をまとめて考えると駒場に比べて慣れにくいです……。しかし、本郷キャンパスそのものには駒場とは違う魅力を感じています。勉強のしやすさ、賑やかな本郷通りなどを最近楽しめています。

……時候の挨拶をしようとしたら、ついキャンパスについて語りそうになってしまいました。今年度の編集長を務めさせていただく伊藤です。個人的な今年度の抱負としては、先ほど書いたこととも関連しますが、大学生活において今までとは違うことを感じたら、それをUT-Lifeでの活動にも上手に応用したい、ということがあります。さらに、去年と違い特定のコンテンツを担当するだけではないので、すべてのコンテンツに注意を払えたら良いな、と思っています。

といっても普段考えるのは相変わらず、せっかく東大にいるんだから勉強に対する意欲を少しは保っておきたい、ということです。自分の場合、義務感により学ぶということには非常に強い抵抗があり、常に好奇心を持ち続けようとしています。大げさなものではなく、今やっていることに飽きなければ良い、といった程度のものです。

最近感じるのは、自分の好奇心の種類が変わってきたのかな、ということです。駒場時代は特定の分野や授業に集中して取り組みたい、でもどの分野が好きかわからないからとりあえずいろいろやりたい、というものでした。しかし本郷に進学した今では、むしろいろいろな分野をやることこそが好きなんだ、と感じています。

駒場で主に教養教育、本郷で主に専門教育が行われていることを踏まえると、これはかなり逆説的です。そこで、自分がこのような好奇心を持つ理由を振り返ってみます。

駒場で特定の分野への集中に憧れたのは、自分の不器用さを意識していたからだと思います。自分の友人には器用な人が多く、勉強に限らず様々なことを同時にこなせてしまいます。それに比べて自分はただただそのような生活をうらやましく思うだけでした。
本郷で様々な分野の両立に憧れたのは、分野間のつながりを感じるようになったからだと思います。例えば、定量的な政治分析に関する授業を受けていると、その合理性の背後の政治アクターの意識が気になります。一方で、比較政治に関する授業を受けていると、今度はむしろ国ごとの違いの背後にある合理的な要因が気になります。このように、専門教育だからこそ、他分野とのつながりが感じられるのです。

まとめると、結局自分は駒場と本郷の中間のようなものを求めているのではないか、と気づきました。しかし、だからこそ駒場も本郷もそれなりに楽しめているのかな、と捉えなおすこともできます。

冒頭で書いたのとはまた違った形で、キャンパスの移動のある東大での生活を見直してみました。UT-Lifeではせっかく駒場でも本郷でも活動があるので、今年もその機会を活かしたいです!