新入生と考える<教養>問題

新学期の授業が始まってから早1ヶ月が経ちました。新入生のみなさんも、だんだんと新しい生活に慣れてきた頃だと思います。

今日、本郷での授業終了後、とあるシンポジウムに参加するため、駒場に行ってきました。「新入生と考える<教養>問題」という、主に教養学部前期過程(1、2年生)の学生を対象にしたシンポジウムです。シンポジウムの名前にしては変な名前だと思いましたが、ゲストとして招かれた漫才コンビの爆笑問題にかけているネーミングなんですね。


数理科学研究科棟大講義室にて

このシンポジウムは、教養学部の教養教育開発機構(KOMED)が毎年この時期に開催しているもので、今年で3回目になります。このシンポジウムは、学生と一緒に教養の意味について真面目に考えてみようというもので、今年はNHKによる撮影も行われました。

教養学部の小林康夫教授(表象文化論専攻)が司会を務め、今年度文部科学大臣賞を受賞された爆笑問題(太田光さん、田中裕二さん)が特別ゲストとして招かれました。また、教養学部長の木畑洋一教授を始め、教養学部の教員も多数参加しました。学生は、事前に参加登録をした約200名が集まりました。

学者と漫才師という異なった立場から、教養や学問についての議論が交わされました。その中で太田さんは、「教養とは身につけようと思って身につけるものではなく、自分の思うことを表現することによって、自分の居場所を見つけることだ。専門家の説明は難しいことが多いが、それは表現力が足りないせいで、一般の人でも分かるような説明をするように努力すべきだ。」と述べました。

最後の質疑応答の時間では、学生の間から活発な意見・質問が出てきて、有意義なシンポジウムだったと思います。僕はもう3年で、工学部に進学してしまいましたが、このシンポジウムをふまえて、新入生が「教養とは何か?」を考えるきっかけになればいいと思います。

今日のシンポジウムの模様は、5月27日(土)深夜0時20分からNHK総合テレビで放送される予定です。
詳しくは、こちらをご覧ください。