総合科目L系列とは

総合科目L系列 言語・コミュニケーションは、外国語科目で占められています。最も大まかな分類として国際コミュニケーションと古典語の2つがあります。

国際コミュニケーション

国際コミュニケーションの科目には外国語初級、中級、上級の3種類があり、それぞれで演習、会話、作文、表現練習、読解、第三外国語、インテンシヴの科目のいずれかあるいは全てが開講されます。以下、既習外国語として英語を選択した場合の概要を説明します。

外国語初級は初修外国語の初級の科目で、「基礎科目」で履修する初修外国語(第二外国語)の運用力を高めるための授業と、それ以外の外国語(第三外国語)の授業からなります。文科生は初修外国語と同一言語の「○○語初級(演習)①」2単位及び「○○語初級(演習)②」2単位の計4単位を、それぞれSセメスター、Aセメスターに取得しなければなりません。(文科生がL系列で取得すべき最低単位数はこの4単位に加え、以下に述べる外国語中級、上級から3単位、任意の科目から2単位の計9単位です)科目名に①や②の付されていない「演習」の授業は1年の理科生のみが対象です。「演習」の授業は基本的にその言語のネイティブスピーカーの教員が担当し、授業では会話演習が行われることもあります。

外国語中級は外国語の基本を習得した学生を対象とし、上級は当該言語において十分な習熟度に達した学生が対象です。なお、文科生、理科生ともに「英語中級」または「英語上級」から計3単位を取得しなければなりません。英語中級と英語上級の組み合わせは自由ですが、英語上級を受講するには各授業のシラバスに記載された習熟度レベルに達している必要があります。中級、上級ともにセメスター制、ターム制の授業があり、いずれの授業もセメスター開始時に履修希望登録を行って、希望者が多数の授業には抽選が実施されます。授業の内容は英語の小説を読んだり、英語を通して社会学を学んだり、言語学を扱ったりするものなど実に様々ですが、振り分けられた授業によって学習の負担が大きく違うこともよく耳にします。2年次に履修できる授業には制限があるため、これらの英語の3単位に関しては1年のうちに取得しておくのが望ましいです。(理科生が取得すべきL系列の最低単位数はこの3単位です。)外国語中級、上級には英語以外の言語の授業も開講されますが、上級はもちろんのこと、中級でも初級と比べると格段に授業のレベルは上がるため、履修にはそれなりの覚悟が必要です。

第三外国語(初級・中級)とインテンシヴ(初級・中級)についてですが、どちらも外国語学習に意欲をもつ学生のために設けられた授業です。インテンシヴは、初修外国語をより学びたいと考える学生のために設置された特別コースであり、初修外国語と同じ言語を選択できる点で第三外国語よりも負担は小さいと言えます。「読む」「聞く」「書く」「話す」の4つの能力を総合的に高めることが目標とされていますが、実質「聞く」と「話す」で授業内容は占められると言ってもよいでしょう。

古典語

古典語は、古典ギリシア語、ラテン語、サンスクリット語それぞれに初級Ⅰ、Ⅱ、中級Ⅰ、Ⅱがあり、加えて古典日本語、古典中国語も開講されています。東大は古典語の専門家のハイレベルな授業を教養科目として受けられる数少ない大学の1つです。興味があればぜひ恵まれた環境を生かし、受講を検討してみてはいかがでしょうか。