必修・準必修(理系)

東大1・2年生の「必修科目」「準必修科目」について紹介していきます。

理系の必修科目

理系の必修科目のうち、文系と共通の科目については「文理共通の必修・準必修科目」をご覧下さい。

数理科学

理系の必修科目である「数理科学」は、理科一類は合計で12単位、理科二類、理科三類は合計で10単位の修得が必要となります。

  • 数理科学基礎

数学の基礎である集合と写像から説き起こし、微分方程式、偏微分係数、行列などの数理科学の基礎的内容を学ぶ講義です。

  • 数理科学基礎演習

数理科学基礎の講義に関連した演習問題を解く授業です。理科一類は必修、理科二類、理科三類は選択となっています。

  • 微分積分学

解析学の基礎的な考え方として、微分と積分を学ぶ講義です。S2タームは主に微分、Aセメスターは主に積分について学ぶことになります。

  • 線形代数学

線型代数を学ぶ講義です。S2タームで線型代数の導入・基礎を学んだ後、Aセメスターで固有値と行列の対角化までを学びます。

  • 数学基礎理論演習

1S2タームの微積分学・線型代数学の講義に関連した演習問題を解く授業です。理科一類は必修、理科二類、理科三類は選択となっています。

  • 微分積分学演習・線形代数学演習

1Aセメスターに1コマずつ行われます。演習は微分積分学演習と線型代数学演習が隔週で行われ、それぞれ微分積分学、線型代数学の講義に関連した演習問題を解く授業となります。

物質科学

理系の必修科目「物質科学」は合計で5コマ分の単位修得が必要となります。

  • 力学

1年夏学期に行われる講義で、微積分を交えた古典力学を学びます。

「力学A」と「力学B」に分かれており、入試で物理を選択しなかった学生は希望により力学Bを履修することができます。力学Bは、講義内容は力学Aと同じですが、高度な問題や詳細には深入りせず、物理学がどのような局面で役に立つのかを学ぶことができます。

  • 電磁気学

1年Aセメスターに行われる講義で、微積分・ベクトル解析を交えた電磁気学を学びます。

力学と同様に「電磁気学A」と、入試で物理を選択しなかった人向けの「電磁気学B」に分かれています。

  • 構造化学

1年Aセメスターに行われ、原子や分子の構造の化学を学ぶ講義です。内容は量子化学の基礎です。

  • 物性化学

2年Sセメスターに行われ、物質の構造・性質・反応の化学を学ぶ講義です。内容は量子化学(「構造化学」の延長)や結晶などの無機化学分野です。

  • 熱力学(理一)・化学熱力学(理二三)

1年Sセメスターに行われ、理一生は「熱力学」を、理二・理三生は「化学熱力学」を履修することになります。

両者とも古典熱力学を学ぶのは同様ですが、理一は物理寄りの、理二・理三は化学寄りの講義となります。

講義紹介「物質科学基礎講義(力学・熱力学・電磁気学)」へ

生命科学

理系の必修科目「生命科学」は、理一は1コマ、理二は2コマ、理三は3コマ分の単位修得が必要となります。

  • 生命科学(理一)

2年S1タームに行われ、入試での生物選択の有無に関わらず理一生全員が履修します。生命科学全般を初歩から広く学ぶ講義です。

  • 生命科学Ⅰ・Ⅱ(理二三)

1年のSセメスターとAセメスターに行われ、Sセメスターの「生命科学Ⅰ」では生命科学の基礎である分子生物学と生化学を、Aセメスターの「生命科学Ⅱ」では細胞生物学を主体とした生命科学を学びます。

講義紹介「生命科学」へ

基礎実験

理系の必修科目「基礎実験」は、1年冬学期と2年夏学期に行われる基礎的な実験操作法や考察法を学ぶ実験講義で、3・4限に渡って行われます(5限まで延長することも)。スポ身と同様に1コマ1単位扱いであり、各2コマ2単位で、合計3単位の修得が必須です。

理一生は基礎実験Ⅰ・Ⅱ・Ⅲを行います。どのタームにどの分野の実験を行うかは3パターンから事前に選択します。理二・理三生は1年冬学期に基礎物理学・化学実験を(どちらの学期にどちらの実験を行うかは学生証番号の偶奇によって決まります)、2年夏学期に基礎生命科学実験を行います。

理一 1A1 1A2 2S1
グループ1(各曜日125名まで) 物理 物理 化学
グループ2(各曜日125名まで) 化学 化学 物理
グループ3(各曜日20名まで) 物理 or 化学 化学 or 物理 基礎生命科学実験

※グループ3はA1とA2は別分野

理系の準必修科目

理系の準必修は文系のそれとは意味合いが異なり、完全なる選択科目です。必ずしも履修する必要はないのですが、理系にとって後期課程で重要となってくる知識を学ぶため、進学先によっては履修しておかないと後々苦労することになるかもしれません。

よって、かなりの数の理科生が履修することになる理系の「準必修」は、担当教官と教室が所属するクラスによって指定されています。つまりその科目を受けることができる曜限は予め決まっており、同一名称の講義が他の曜限に開講されている場合でも、そちらを履修することはできません(2~4学期の基礎統計、4学期の振動・波動論、図形科学Ⅰ、情報科学を除く)。

基礎統計

Sセメスター、Aセメスター共に開講されていますが、1年Sセメスターのみ履修者が多いためにクラス指定がなされる講義です。総合科目Fに分類されます。

標本分布、推定、仮説検定などの統計学の基礎について学ぶ講義です。

講義紹介「基礎統計」へ

図形科学A

Aセメスターに開講される講義で、1年Aセメスターは履修者が多いためにクラス指定がなされる講義です。総合科目Fに分類されます。

製図(図法幾何学)の基礎を学ぶ講義です。

アルゴリズム入門

Aセメスターに開講される講義で、1年Aセメスターは履修者が多いためにクラス指定がなされる講義です。総合科目Fに分類されます。

プログラミングの基礎を学ぶ講義です。言語はRubyを使用します。

講義紹介「情報科学」へ

有機反応化学

1年Sセメスターに開講される講義です。総合科目Eに分類されます。

有機化学の基礎を学ぶ講義です。

微分積分学続論

2年Sセメスターに開講される講義です。総合科目Fに分類されます。

多変数関数の微積分、平面上のベクトル解析の基礎を学ぶ講義です。

常微分方程式

2年Sセメスターに開講される講義です。総合科目Fに分類されます。

常微分方程式の解法を学ぶ講義です。

図形科学B

2年Sセメスターに開講される講義です。総合科目Fに分類されます。

パソコンを用いた製図・CG作成(3D-CAD/CG)の基礎を学ぶ講義です。