他学部聴講

「他学部聴講」とは、読んで字のごとく、他の学部の授業を受けることを言います。自分が所属する学部・学科の授業以外にも、余裕があれば他の学部の授業を受けに行くことができるのです。東大では主に本郷に進学した3,4年生が行うことで、ほぼ教養学部しか無い駒場ではあまり見られません。

文学部や教育学部といった文系の学部では、卒業に必要な単位数のうち、学部・学科ごとの必修科目の単位数が比較的少なく、残りの単位はどの学部の授業で取っても良いと決められています。例えば文学部では、卒業に必要となる76単位のうち、およそ36単位(専修課程によって若干異なります)が「文学部の(必修以外の)科目」および「他学部の科目(教育実習を含む)」となっています。実際、時間割を組んでみると、授業を自由に決められるコマが多いのです。従って、これらの学部の学生は、他学部聴講がしやすいといえます。

逆に、工学部や医学部といった理系の学部では、学部や学科ごとの必修科目の単位数が多く、どの学部の授業でも充てられる単位数が少なくなっています(そもそも他学部聴講の単位数が制限されていることが多いです)。実際、必修の講義と実験だけで1日のコマ数が埋まってしまう場合が多く、他学部聴講をする余裕があまりないのです。ただし、工学部でも社会基盤学科・建築学科・都市工学科は、必修科目が比較的少なく、また他学部聴講の単位数に制限がありません。

では、他学部聴講するにはどうすればいいのでしょうか。

まずは、全学部の専門科目名が網羅された「東京大学授業カタログ」を参照して、取りたい授業を決めます。学務システム「UTAS」でも検索できますが、詳しい授業内容が書かれていない場合があります。また、中には他学部聴講が認められていない授業もあります。

そして、自分の学部の授業と同じ要領で、「UTAS」上で履修登録を行えば、無事に他学部聴講ができます。

本郷に進学すれば、ほとんど自分の学部・学科の専門科目に浸ることになります。必修科目がほとんど同じ内容のものばかりで気分転換をしたい場合には、他学部聴講をおすすめします。また、進学振分けで希望の進学先に行けなかった人も、行きたかった所の授業を受けるチャンスは開かれているので、ぜひ他学部聴講で取ってみてはいかがでしょうか。

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担当: , 野上宏樹